朝がくるたび私は泣くの
また1日が始まってしまう


嘘の塊でしかない私の存在
許されるはずのない存在
全ては産み落とされた時
決まってたんだ私の未来は


夜になれば私は願うの
このまま闇に溶けたいと
でもそれは叶わないらしい


赤い赤い鮮血を垂れ流して
私は笑うの 不気味に 不様に
滑稽であり続けたくて


助けてなんて言わないから
苦しいなんて言わないから
だからお願い傍にいて


叶わない願いばかりが私を包む
それはいつしか自分を守る為
全ては嘘になる


朝は私には似合わない
眩しすぎる太陽が私を照らすの
そんな資格ないのに


夜は私の世界にぴったりなんだ
闇に溶けたいと願った私の
消えていなくなりたいと願った私の
唯一心安らぐ場だから


私は嘘つき 無理して笑って
我慢して 大丈夫って
嘘をつく それが嫌われない方法


そんな私の世界を壊す人は
この世界ではきっと巡り合えない


なんて眩しい貴方の笑顔
私は嘘をはりつけた笑顔で応えるの
君の太陽みたいな笑顔
私の悪魔みたいな笑顔
どちらが人間らしいのか
どちらが人間らしくないのか
きっと誰もわからない
きっと誰ともわかりあえない


朝がくるたび泣く私
その理由は誰もわからないでいい
きっと誰もわからないから
誰もわからないままでいい
誰ともわかりあえないままの
独りの私はずっと独りでいればいい
独りは悲しくて辛い
助けてなんて言う相手もいなくても
私はずっと心で叫んでる


私は独り
ずっとずっと独りぼっち


私は人間らしいのか
私は人間らしくないのか
それは貴方が決めること
それは貴方しかわからない


私は人間の皮をかぶった人形(ばけもの)だから


過去という鎖に繋がれたままで
哀れな蝶はいつしか自らを
醜い蛾に 忌み嫌われるものに
変えてしまっていた



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