あとがき

鬼滅の本誌連載開始とほぼ同時に鬼滅を知りました。テーマが家族愛であることに惹かれ、作品を好きになりました。
煉獄さん本誌初登場と共にビビビと何かを感じ取り推しキャラとなっておりましたが、早々と退場してしまったあの時の衝動と悲しみは今でも忘れられません。
あまりに早く逝ってしまった煉獄さんの死を受け入れられず、もっとあのキャラクターを深掘りしたい、この不完全燃焼を解消したい、という大方未練がましい想いから「前略、極楽と地獄の狭間にて」が誕生いたしました。
しかしながら私はとてつもなく原作至上主義なので、本編に沿わない矛盾した物語は例え二次創作であろうと納得出来ず、情報がほぼ出揃ってからようやく「前略」執筆へと至りました。
実は私、所謂夢小説というものに対して読み手側に回ったことは今現在もなく、あくまで煉獄さんを深掘りすることが目的なので彼が主人公という体で描いておりましたし、実のところ夢小説という媒体に拘りもありませんでした。
しかし、煉獄杏寿郎というキャラクターをより深掘りするのであれば本編で見られなかった視点ーーつまり恋愛に絡ませたらいいんだ!煉獄さん公式カップリングないから夢主は必要だ作らねば!という経緯や、夢小説特有の名前変換機能を使うことによって読み手により感情移入して頂けるのではないかと思った次第です。

さて、約二年かけて本編は連載を終了いたしましたが、正直ここまでたくさんの方々に読んで頂けるとは微塵も考えておりませんでした。
きっかけはやはり劇場版でしょうか。
世の中の煉獄さん認知度が一気に急上昇しましたよね。(グッズも増えましたね。お金が飛びました。よもやよもやだ)
来訪数や拍手数がババンと増え、恐れ多さやらイメージ相違への厳しいご意見等あるんじゃないかという不安やら諸々ありましたが、そんなことは一切なく、むしろあたたかい声援やお言葉、拍手を頂けることとなり、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。
煉獄さんの魅力を知って頂きたい気持ちもあり執筆を始めましたが、それすらもおこがましい、私がそんなことをするまでもなく煉獄さんや原作がとてつもなく魅力的なのですが、元々趣味の延長線のようなものでしたので。
鬼滅好きに悪い人はいないんだなぁ、と思っております。自論です。

執筆活動は基本的に孤独です。
仕事でも義務でもなく、それこそ愛のみで突っ走る訳ですが、だからこそ皆様からの反響が私の執筆活動の支えであり、励みでした。
本当に本当にありがとうございました。
感謝してもし尽くせません。
ひとまず「前略」本編はこれにて終幕です。
彼らの長い長い旅は終わりを迎えました。
皆様がより原作や煉獄さんを好きになってくださったり、何か心揺さぶられるものを感じて頂けたのならば本望です。
これからも鬼滅を応援していきましょう。
さて、当サイトの今後の展開ですが、本編では進行上の都合により削ってしまった煉獄さん目線のお話を少し描きたいなと考えております。外伝のようなものです。
その先のプロットも実はあるにはあるのですが、これは需要があればお披露目したいなぁ。

さて、執筆者はあくまで裏方ですので、くどくなってしまう前にこれにてあとがきを終わりにしたいと思います。
私からのメッセージは本編を通し皆様に伝わっておりますと幸いです。

最後に、あなた自身と、あなたの大切な人を大切にしてくださいね。
皆様の幸福を心よりお祈り申し上げます。


執筆者:りあ(2021.12.25)



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