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「どうやらボクは君に恋愛感情を抱いているらしいんだ。君のことをみると胸のあたりがポカポカしたり苦しくなったりして、それがなんなのか不思議に思ってナルトとサクラに聞いてみたら、それは恋だって言ってた。恋をしたら素直にその気持ちを伝えてお付き合いをするべきだと、一昨日読んだ本に書いてあったから、ボクは是非とも君とお付き合いしたいと思ってるだけど、君はどう思うかな」



それが作り笑いなのか心からの笑顔なのか、まあおそらく前者だろうけど私はその笑顔にすっかりとのぼせてしまった。


一生懸命に彼にアピールをして、落ち込む度に「アイツに恋愛感情を抱かせるなんて不可能よ」とサクラに慰め、いや突き放され、
それでもどうしよもなく彼に惹かれていく毎日に
ついに眩い光が差し込んだようだ。
ああ神様、ありがとうございますこれからはCランク任務でも文句言わないで精一杯遂行させていただきます。



「わ、わたしも、サイ君のことが好き」



こうしてサイ君と私のお付き合いは始まったのだ。








(これからの私たちに乞うご期待…かな?)