00:出会い
ナナシ5歳。父がビッグ・マム海賊団のコックとして働く事になった。
そしてこの時シャーロット家長男のペロスペローも5歳。二人は同い年だった。その事にナナシはとても喜んだ。まさか海賊船で自分と同じ歳の子供がいるとは思ってもいなかったからだ。それはペロスペローも同じようでキャンディを一つ取り出し、ナナシに差し出した。
「よろしくな!お一つどうぞ。ペロリン♪」
「わー!どうもありがとう!」
キャンディを嬉しそうに笑顔で受け取るナナシ。そんな二人の様子見ていたママはナナシに下の兄弟達の面倒を見るように命じたのだった。
「ち、小さい!」
ナナシはペロスペローに兄弟達を紹介してもらった。そして最後にまだ生まれたばかりの赤ちゃんの三つ子がいる部屋に来ていた。
「こっちからクラッカー、カスタード、エンゼルだ。ペロリン♪」
「へー!はじめましてー」
ナナシは笑顔で三つ子に話し掛ける。
するとクラッカーがナナシを見てにこーっと笑った。
「ひぇ!可愛い!」
「おー!クラッカーご機嫌だな。ペロリン♪」
これが二人の出会いである。
「あ、ナナシ遊ぼうぜ!」
「私と遊ぶんだよねー!」
「私達とー!」
「おれ達だー!」
「まずはお兄ちゃんからだ!ペロリン♪」
「えー!!ペロス兄ずるいー!!」
「へへ、皆で遊ぼうよー」
大人気のナナシだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
泣き虫なクラッカーが書きたくてはじめました。