やぁ、こんにちは。お嬢さん。
ようこそ、こんな辺鄙な所へ。
え?此処はどこかって?
なぁんだ。君、何にも知らないで此処に来たの。
随分と面白い子が来たもんだねェ。
教えてあげよう。此処は万世極楽教の総本山。
あらゆる人をあらゆる苦痛から救い、みんなが幸せになれる場所。
そして俺がその教祖、童磨だよ。自分で言うのもなんだけど、そこそこ良い男だろう?
ピンとこないかもしれないけれど、君が此処に来たのはきっと偶然じゃない。君の心の奥底にある苦しみが、救いを求めて俺の所に君を導いたんだ。
さぁ、俺に全てを曝け出してごらん。そうすればすぐ楽になれる。身体の力を抜いて...そう、とっても上手だね。
ほら、言ってごらん。君は何故此処に来たの?
嗚呼、可哀想に。やっぱり苦しい事があったんだね。
よく頑張ったね。辛かったね。ずっと寂しかったね。
大丈夫だよ。俺はなんでもわかるんだ。最初はちょっとお馬鹿さんかと思ったけど、君は心も身体もすっごく綺麗なんだね。今日から君も俺の信者だ。なんの心配も要らないよ。
(あぁ、泣かないで。勃っちゃうから)
これで君は救われるから。