狂った時計の針が世界を指している | ナノ
君の中に入りたい
貴方は私に近付けない

世界は私を必要としていなかった
僕には君が必要だ

僕が君の犠牲になろう
世界は貴方を必要としている

時計はもう動かない
僕が動かしてあげる



もう戻れない



世界は彼女より僕を欲しているのだろう。しかし僕は世界より彼女を欲しているから、世界がどうなろうと僕にはまったく関係のないことだ。世界が消えてもし彼女が救えるのだとすれば、迷いなく僕は君を大切にするよ。消える時は、一緒だ。

狂った時計の針が世界を指している。世界とは地球ではない、森羅万象を指すのだ。しかし狂った時計は正しい彼女を置き去りにする。まるで彼女が狂っているかのように、否定する。何が正しくて何が狂っているのか。それはきっと神さえも狂ったこの世界では、誰も分かりはしないだろう。
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