たくさんの悲しみを味わったお前の話を、たくさんの憎しみを体験した僕が訊いてやろうか
君と僕を硫酸で溶かして混ぜ合わせることが出来たらどれだけ幸せなんだろうな
そんなこと考えてる時点で狂ってる
たくさん泣いたから共感することが出来た、たくさん怒ったから宥めることが出来た。経験するからこそ相手の気持ちを理解出来るものなのだが、はたして、君に僕を理解することは出来るのだろうか
何かがつっかえたかのように、喉の奥が痛いよ
鉛を飲み込んだように胸が重い
息をすることさえも億劫なのです
僕が消えた世界はきっと美しい
はたして月曜日は休止致しました
記憶と融合せよ
母を求めて懸命に泣き叫ぶ乳児の方が、よっぽど美しい
ハイターを飲み干しなさい
心と体を針と糸で縫い付けて下さい
貴方も私もいたって退嬰的
理性をスライスして食べた
君を赦す僕を、きっと君は赦さないだろう
いつか復讐を後悔する時に
夏を乗り切れなかった空蝉の君よ
決して解けることの無い目隠しをしてほしい
それは処女膜を破る感覚に似ている