休日は完全なプライベートです(3/3)

 「それとさ。また話変わって悪いけど。臨也、怪我とか大丈夫なの?」

 「怪我?ああ、今日は大丈夫かな。」


 臨也は体を見せるように、ほらっと両手を軽く挙げた。確かに怪我している様子は無さそうだ。

 私は平和島くんも怪我してないかと聞きかけてそれを飲み込んだ。


 「そう、それは良かったね」

 「まあね。とは言っても俺は最初のさえ避けられれば、そんなに怪我すること無いし」

 「そうなんだ。」


 まあ、確かに臨也はG(ゴキ○リ)並に逃げ足が早いのは昔から見てきた。
 見るつもりが無かろうが彼らはいつも騒動の中心にいたから。

 そういえば、学生の頃も今も臨也の服装は黒い。(学生の時の臨也は何故か一人短ランだったし)
 素早くて、黒くて、生命力も強い。やはりGと臨也はとても似ていると思う。


 「・・・・・黙って何考えてるか気になるけど、すごくくだらなそうだから聞かないであげるよ。」

 「うん。私も聞かれても話さないし」

 「本当に君はいい性格だね・・・・。」


 臨也が私に呆れたように言う。
 

 「それは臨也に言われたくない。」

 「・・・・・・・こうやって話すようになって確信したけど、君はだいぶ変人だと思うよ。」

 「それも臨也には言われたくない。」


 変人とは失礼だと思う。私みたいな人なんて五万といるだろう。
 ほとんど同じ言葉を二度繰り返した私に、臨也は眉をしかめた。


 「腹立つなあ。」

 「なら、さっさと私に自由恋愛させてよ。そうすれば私は自由、臨也もストレスフリーでハッピーエンドでしょ。」


 本当に。
 そうすれば臨也だってストレスはたまらないと思う。


 「それはまだ無いね。」


 軽くそう言う臨也の言葉に私はため息を吐いた。








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もし臨也と静雄の喧嘩を見たら・・・の話。
主人公は完無視をするので内容が無さ過ぎ、会話を入れました。
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