ハロウィン7th(1/2)
私が七年生のハロウィンは例年通りのハロウィンパーティーが催されました。
アンブリッジもいますし魔法省から圧力がかかり今年は小規模になるかとも思いましたが。
思いますに今現在何も問題は起きていないということを見せつけるためなのかもしれません。
今年も生徒たちはみなさん思い思いに仮装をしたり、かぼちゃや黄色の多いハロウィン独特の料理を食べたりしています。
私は毎年ハロウィンパーティーに参加することはありませんでしたが、今年は同じスリザリンの同級生と参加しています。
スリザリンの七年生の女の子は仮装をして参加することになり、私も空気を読んで参加することになったのです。
去年までは仮装などするのは嫌でしたが。……別に今もしなくても良いのでしたらしたくはありませんが。
学校最後のハロウィンパーティーですしね。物語を壊すという心配も減りましたし。
仮装は全員で獣の仮装をすることになりました。
私は狼で耳と尻尾、そして頬にヒゲをつけた仮装となりました。
同級生の子が用意してくれたものですが、魔法がかかっていて私の気持ちに合わせて動くようにできているらしいです。
面白いですね。どのような魔法を使っているのでしょう。
私たちはメイン会場である大広間へ行きますとそこはとても混雑していました。おそらくほとんどの生徒や先生方が参加しているのでしょう。多くの人が仮装をしています。
やはり魔法使いの仮装ですので体から不思議な靄の出ている人や、蛇が髪のように生えているメデューサや、大きな鎌を持った二メートルは超えている死神など見ていて飽きませんでした。
それに大広間の前方はステージになっており、骸骨の団体がおどろおどろしい音楽を奏でています。
私たちはしばらくのうちは一緒に回っていましたが、だんだんと他の団体に混じったり、彼氏や友達に会いに行ったりと別れ離れになりました。
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