日常 | ナノ
12日目(木曜日)

昨日の夜に色々考えたけど結局やりたいことがなかったからテキトーに町を歩こうと思って家を出た。でも家を出た瞬間に公園の桜がキレイだったことを思い出したので急遽花見をすることにしたんだけど公園は花見客でいっぱいでゆっくり花見が出来るような状況じゃなかったから諦めて帰ることにした。…ってあれ?日記終わっちゃったよ。これじゃあ短すぎるからもう少し詳しく書くことにしよう。

公園には沢山の花見客がいてしかも皆酒が入っているからかなりうるさかった。だからそんな中で気持ち悪いくらい静かに花見をしている二人組を見つけたときは心底安心した。

一人は私に背を向けていたから顔はわからなかったけどもう一人は眼鏡をかけた黒髪の青年だった。一際騒がしい集団を眺めながら「あれ?副長がいない」「…土方さんが?そういえば銀さんも…」と言ってキョロキョロ辺りを見渡している。なんだか聞き覚えのある名前だったから立ち止まって考えていたら眼鏡の男の子と目が合ってしまったので慌ててその場を後にした。

その帰り道に家の近くの自販機に寄ったらなんと人間が乗っかっていた。取り口にも人間が入っていて「あれ?ここどこ?」なんて声が聞こえて来たけど怖かったから無視して真っ直ぐ帰宅した。

書こうと思えば色々書けるもんだな。明日はバイトだから今日はもう寝よう。おやすみなさい。




×
- ナノ -