宮姉と北くんが例の部屋に閉じ込められた
※◯◯しないと出られない部屋シリーズもいつかちゃんと書きたい…
気がついたら見知らぬ部屋におった。
奇妙なことに、俺はどうやってここに来たのかなんも覚えとらんかった。
部屋には窓がなくて、時計もあらへんから今が朝なのか夜なのかもわからへん。
ただひとつ、ドアはある。
でもそこには白い紙が張り付いとって、パソコンで入力したような無機質な字体でこう書かれとった。
『キスマークつけないと出られない部屋』
ここに書かれとる意味はわかる。
なんでこないなことを強要されとるのかはわからへんけどな。
ほんでキスマークをつける対象やけど、自分で自分の体につけるのは無理があるやろうから、恐らく自分以外の相手につけろってことなんやと思う。
「北くん、大丈夫?」
この部屋におる俺以外の人物。
双子の姉の宮なまえ。
どうしたもんかとこの謎の状況に小さくため息をついた俺はゆっくりと振り返って、宮さんの顔を見つめた。
※このあと、ちゃんと宮姉の首筋(一応服で隠れて見えないところ)にキスマークつける予定でした。