あれもこれも魅力的な君だから
※中2の双子と中3のお姉ちゃん
ツムが黒魔術の本を拾ってきた。
どうせ偽物だろうと思ってたんやけど中を読んでみたら意外と詳しく、しっかりやり方が書いてあって、これってマジなやつなのかもしれんと思ってしまった。
それからツムと一緒にこれならできそうだと思う黒魔術をやってみることになって、俺らは家の庭に出ている。
本に書いてある通りに、せっせと地面に魔法陣を書いていると姉ちゃんがやって来た。
「二人とも、何してるん?」
「あっなまえちゃん、ちょうどええとこに。ここ立ってみてや」
「ここでいいの?この書いてあるのはなぁに?」
「魔法陣やで。今から黒魔術やるから、姉ちゃん協力してや」
よくわからなそうに首を傾げながらも、優しい姉ちゃんは笑顔で頷いてくれた。
完成した魔法陣の中心に立った姉ちゃんと黒魔術の本を交互に見ながら、片手をかざしてツムと声を揃えながら呪文を唱える。
そしたら、魔法陣が赤く光って…
そこに立っとる姉ちゃんの体が…
「あれ…?服が大きくなっちゃった…?」
俺らの目の前で、姉ちゃんの背がみるみる縮んだ。
服がでかくなったんじゃない、姉ちゃんが小さくなったんや。
「せ、成功や!」
「ほ、ほんまに小さくなった!」
ブカブカの服を着て、小学校1年生ぐらいの幼い体になった姉ちゃんを見て俺とツムは大はしゃぎ。
何が起きてるかわかってない姉ちゃんは首を傾げるばかりで、くりくりの目で俺らのことを見上げとる。
「っちゅうか、ちっちゃい姉ちゃん可愛いすぎるな…天使か??」
「なまえちゃん〜、ツムくんが抱っこしたるからこっちきぃや〜」
「??二人がおっきく見えるんやけど、お姉ちゃん変になったんかなぁ…?」
「いや?なんも変なことあらへんで?」
「せやで、なまえちゃんは宇宙一可愛いから安心してや?」
少し不安そうにしとる姉ちゃんの頭を撫でて、ツムと順番でその幼い体を抱っこしたりした。
中身は今の姉ちゃんのまんまみたいやけど、ほっぺはむにむにで柔らかいし、手も口もほんまに小さくて可愛いがすぎる。
ちょっと舌足らずな声で「サムくん、ツムくん」て呼ばれると胸がきゅうんとなった。
「なあ、小さくなるのが成功したんやからその逆もできるんとちゃう?」
「逆っちゅうと、大人に成長させるってことか」
大人になった姉ちゃんの姿も見てみたい。
そう思った俺らは頷き合うと、再び姉ちゃんを魔法陣の中心に立たせた。
すると、また地面が光り出して…
「んっ…あっ、」
その場にぺたりと座り込んだ姉ちゃんが自分の胸元を抱くように両腕をクロスさせた。
体がびくんっと震えたかと思うと、みるみる内に今度は体が大人へと成長していく。
手足はすらりと伸びて、腰がきゅっと締まり、お尻はムチッとセクシーに。
ほんで、俺らの大好きなおっぱいは…
「やだ、服がきつくて胸が苦しい…」
ぷるんっと服を窮屈そうに押し上げている二つの膨らみ。
思わず大興奮で「おおお!!」と声を上げてしまった。
「かっ、可愛いさと色っぽさが融合してもうた!」
「あ〜ッ存在が天才すぎる〜ッ!なまえちゃん〜!」
「きゃっ、ツムくん急に抱き着いたら危ないよ」
「姉ちゃん俺も!」
「えっ?サムくんまでどうしたん??」
二人して姉ちゃんにぎゅうっと抱き着く。
色々と育ったその魅力溢れる体は俺とツムの心を掴んで離さず、特に大きくなっとる胸には目が釘付け状態だった。
うっとりと胸元に夢中の俺らはその膨らみに触りたくてしゃあなくて、それを感じ取った姉ちゃんは聖母のごとく慈愛に満ちた優しい笑顔で「いいよ?」と言ってくれた。
「ほ、ほんまにええの?」
「お、怒らへん?」
「怒らないよ。だから、おいで?」
「「!」」
腕を広げた姉ちゃんの胸に、ぽふんっと顔が埋まる。
俺とツムの頭をよしよしと撫でてくれる姉ちゃんの手があたたかい。
姉ちゃんの匂いとおっぱいの柔らかさ
顔面が幸せすぎてだらしない笑みがこぼれる
「姉ちゃん、大好きや〜」
「なまえちゃん、俺も大好きや〜」
「うん、わたしも二人が大好きだよ」
…と言う、ものすごく幸せな夢を見た。
それをツムに話したら驚いた顔をされて「俺もその夢見た!」と言われて俺も驚いた。
双子って夢まで同じなん??
「あれ?二人ともお出かけするん?」
「ちょっと本屋行ってくる」
「黒魔術の本買いたいねん」
「??くろまじゅつ…??」
あれもこれも魅力的な君だから