Twitter_log(さなげやま)

 むにむにと先輩の顔を好き勝手触ってみる。意外と思ったより硬い。表情筋をよく使っているようだ。「なぁ」と先輩がいうものだから「なに?」といってしまう。本当はまだお喋りしたい気分じゃない。もう少し先輩の頬を触っていたい。先輩が少し頭を浮かせて、下で組んだ手を解いた。
「もうそろそろ、いいか?」
「駄目です。もう少し」
「っつーてもよぉ」
 わかってんだろ? と言いたげに腰を突き出してくる。はいはい。太腿の辺りにちょっと硬いのが当たるね。でも、そういう気分じゃないから。
「我慢して」
「チッ、ざけんなよ」
 キレかけてるけど無視をしておく。男と女の関係は別にそれだけじゃないから。女と違う男の身体を持つ先輩の身体を触りながら、先輩の好きにさせた。できない代わりに身体をベタベタ触ってきてもしょうがない。お互い様である。服の中に入った手も許可した。


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