夏、真っ盛りー!な訳で皆でプールに来ました。
サブウェイも夏休みです!
…………お盆だけね。

私の水着はキャミソールみたいな形の臍の上で丈がカットされたもので、胸の上にはフリルが付いている。肩紐と布に繋がる部分にリボンが付いていて、下はカボチャパンツみたいな形で中はぱんつに似た形のものを履いてる。
ちょっと可愛めの至って普通の水着です。

「ノボリさんとクダリさんはまだかなぁ。」

私は浮き輪を装備してそわそわと待ちます。
鉄道員の皆は既にプールで遊んでいます。羨ましい。

「なまえ様!」

その声に振り向けばノボリさんとクダリさんの水着姿。
二人はやっぱり白と黒の色で、ノボリさんは左側の太もも辺りまでスリットが入っていて紐で編み上げが付いているものでした。クダリさんはその逆側に編み上げがありました。

――なんでそんなセクシーな水着着てるの?!

私はただでさえ恥ずかしくて上半身が見られないと言うのにこんな水着を着られてしまったら目のやり場どころの話ではないのです。
「なまえ様、待たせてしまい申し訳御座いません。少々編み上げの紐に手間取ってしまい……ああそんなことは些末な事ですね、わたくし達が手早く着替えればこんなことには。しかしなまえ様、その水着は、」

私の手を握り捲し立てる様にノボリさんは早口に言います。私は特に怒っていないのでうんうんと流しました。

「水着がどうかしました?」
「いえ、その、何時もより露出された肌が官能的でわたくし……わたくし……っ!」

ずい、と迫られ浮き輪が足元に落ちました。
こんな公共の場でキスされる!と身構えれば、盛大な水に落ちる音がして、次の瞬間にはノボリさんは目の前に居ませんでした。

「ノボリ、きもい。」

クダリさんは実に晴れやかな笑顔で言いました。
どうやらノボリさんはクダリさんに蹴飛ばされてプールに落ちたようです。片割れだと言うのに容赦がない方です……。

「ノボリさん、大丈夫ですか?」
「え、ええ……、」

私はプールの中に入りノボリさんのお顔を覗き込みました。すると視界が赤に染まりました。
「ノボリさん?!」
「申し訳御座いません……なまえ様のお可愛らしい仕草に、わたくし……わたくし……!!」



――この後、プール所ではなくなってしまいました。ノボリさんには直ぐ興奮する癖を直してもらわないと、ね。

「罰として一週間添い寝してください!」とダメ元で言ってみたら逆に喜ばれてしまったのはまた別のお話。





+++

「永遠」のるひの様から相互記念にといただきました!

暴走するノボリさん…それを一蹴するクダリさん…!
そして水着を想像して黒さんは鼻血がでそうです←

素敵な夢をありがとうございます!嬉しいです!

これからもよろしくお願いします!





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