11

 あの鬼ごっこの一件以来、俺の周囲で変わったことがいくつかあった。
 一つは、志熊と会う機会が少し減ったこと。
 というのも、俺は知らないけれど、あの地獄の鬼ごっこで上の連中? に少し怒られたらしい。その罰則として、いくつかこなさなければいけない課題があるのだと、聞いてもいないのに教えてくれた。
 俺が泣き叫びながら校舎内を走りまくったのも無駄ではなかったということだ。この学校の秩序は死んでいると思っていたけど、まともな人も居たらしい。

 志熊の中で、先日の鬼ごっこの原因は走り続けてどうでもよくなったのか、翌日になると、平然とした顔で挨拶をしてきた。
 態度もいつもと変わりなかった。怒られなくてよかったという気持ちが半分と、またこの日々が続くのかという絶望半分。戸惑いながらも挨拶は返した。
 こうやって、強気に出られないところが我ながら駄目なところなんだと思う。
 志熊と会う機会が減ったといっても、10が9に変わったくらいの微々たる変化だけど、その微々たる変化が俺にはありがたかった。
 志熊曰く、与えられた星を守るため出された罰則課題があるらしく、その為放課後は別の場所へ行かなくてはいけないらしい。授業中ずっと俺に話しかけてくるけど、放課後はいなくなる。
 星の数は、自由度の数、奔放な性格ではあるものの、一応それを守る気はあるらしい。
 志熊の放課後の用事は、俺にとってありがたいことだった。
 毎回、授業終了のチャイムと同時に教室外へ全力ダッシュで逃げなくても済むし、部屋に連れて行かれそうになるのをなんだかんだと言い訳して撒く必要もない。
 相変わらずキスはされるけど、そこはもう仕方がないと諦めることにした。いや、全然仕方なくはないけど、キス以上のことをされるくらいなら、妥協しよう。男同士のキスはノーカウント!
 ちなみに、あの時志熊と話していた先輩だけど、特徴を伝えたところ、それは三年の先輩だろうと瀬田から聞いた。

****

「志熊くんより多い星持ちで、ちょっと声が高い先輩? それは多分ミュー先輩だねえ」
「ミュー先輩?」
「本名は美由(みよし)先輩。でもファンの愛称はミューたんだから」
「ミューたん……?」
「ミューたん。ほら、みよしって文字がさ、みゆうにも読めるでしょ。それをもじって」
「いや、わかるけど」

 なんだその愛称。男の先輩だろ?
 俺だったらそんな呼び方されるの嫌だけどな。デルタって呼ばれるのも普通に嫌だけど、ミヨシって名前ならそのまま呼んで欲しい。
 戸惑う俺の顔を見て、瀬田がにこにこと笑いながら続ける。

「デルタくんは、ミュー先輩の姿見てないんだっけ? まあ見たらそう呼ばれるのもわかるよ」
「あ、俺今度お礼言いに行こうと思って。瀬田、ミュー先輩ってどんな人?」
「ええ? そりゃ勿論……、――あ」
「? なんだよこの手」

 何かを言いかけていたところで、瀬田は喋るのをやめて、俺に手を差し出してきた。

「情報料」
「は?」
「デルタくん、情報は金だよ。オレはデルタくんの利になる情報を提供する。なら、デルタくんもオレの利になる情報をくれないと」

 あっけらかんと言い放つ瀬田に対して、こいつマジかよ、と思ったが、瀬田の性格にも慣れてきたので、特別驚かない。
 俺はじとりと瀬田を睨みつけて告げた。

「…………お前、この間の鬼ごっこの時、写真撮ってただろ」
「ああ! すごくいい絵が撮れた!」

 隠す気ゼロかよ。
 そりゃ、瀬田からすれば、俺がどうなろうとどうでもいいんだろうけど、その言い草に腹を立てても無駄と知っている。俺も瀬田の真似をして手を出した。

「? なに?」
「写真、撮らせてやっただろ。その対価を払え。被写体が俺だったんだから、その権利はあるよな」

 俺がそう言えば、瀬田は一瞬きょとんとした。
 糸目気味の目が少しだけ見開き、口が薄く開いた。
 しかし、すぐにいつもの快活な笑い声をあげて腹を押さえた。

「あっはっは〜! 確かに! それはそうだ! これは一本取られたね!」
「で、どんな人?」
「んー、まあ、お礼言いに行くなら自分で見た方が早いと思うよ。三年A組に居るから、放課後でも行ってみたら? あと、ミュー先輩ってのはあくまでファンの呼称だから、本人にはミュー先輩って言わない方がいいよ」
「そうなの?」
「うん、ミューズなんて言おうものならぶん殴られるから。オレも五回は呼んで殴られた」
「嫌って知ってるなら一回目で呼ぶのやめとけよ。てか、ミューズって何?」
「女神だよ。もとはミュー先輩のファンクラブの名称なんだけど、暴走したファンがたまに本人をそうやって呼ぶんだ」
「…………ここ男子校だよな?」

 何度も確認したくなる。まるでアイドルのファンクラブだ。
 ここは男子校で、男しかいないのに、その異質な行動に引いていると、瀬田はどうってことないように笑う。

「あっはっは! だからぁさデルタくん、ここには娯楽が必要なんだよ! だってこんな山奥に閉じ込められて、娯楽も何もないんじゃつまらないだろ? 楽しいことが欲しいだろ? 退屈は人を殺すからね、ファンクラブも人気投票も星制度もその一環」
「へー……」

 俺がここに転校するまで、転勤族のためいくつか学校を転校して回ったりしたけど、どこの学校にもそんなファンクラブや星制度なんてなかった。いや、もしかしたらこっそり女子とかで結成はしていたのかもしれないけど、堂々とバレるようなファンクラブなんて聞いたことはない。やっぱりここが特殊なんだろう。
 てか、ミューズって呼ばれるくらいなら、綺麗な人なんだろうな。そもそも多星持ちは星獲得の為に人気投票も入ってくるから、顔がいい男がいいんだっけ? 志熊だって一応美形だし。
 そんな人に直接会って、怒られたりしないだろうか。先に瀬田に色々聞いておこう。

「なあ、もうちょっと詳しく教えて」
「いいよ。ミュー先輩は生徒会の庶務をやってて、生徒の相談役というか、窓口係になることが多いんだ。だから、デルタくんの件も先輩が担当したんだろうね。というか、志熊くんより多い星持ちは大体生徒会の人間だから」
「それ、前も言ってたよな。他には? 嫌いなものとか好きなものとか……」

 そこまで問いかけた所で、再び瀬田が手を差し出してきた。デジャビュを感じる。

「はい」
「……なんだよこの手」
「デルタくんに写真を撮らせて貰った分だとここまで。今度はそっちの番。なんか面白いネタちょーだい、ね?」
「………………」

 こいつはどこまでも……。口を結んで、眉間に皺を寄せる。言ってやりたいことは山ほどあるけど、瀬田相手にそんなことをしても時間の無駄だと学習した。打っても響かない男だ。
 俺は仕方なく、鞄に入っていた手紙を瀬田に渡す。
 志熊がああやって絡んでくるようになってから、ちょこちょこ貰ってはいたものの、先日の鬼ごっこ以来増えた手紙だった。
 志熊はアレだけど、それでも信奉者、というかファンは居るらしい。星を多く持つ奴は、ファンもアンチもそれなりに居るらしい。
 それなら、昔の漫画みたいに、志熊に近づくなとか、ふさわしくないとか、そういうことを書いてくれればいいのに書かれているのは真逆の言葉だった。

「あっはっはっはっは〜! 『志熊様を拒否するな』だって! こっちは? なにこれ!? デルタくんこんな面白い手紙もらってたなら早く言ってよ!」
「言ったらお前ネタにするだろ……」
「いやいや、こういうのはね、筆跡を鑑定して本人を特定するのが楽しいんだよ。いざという時使えるからね」
「性格悪いな」
「ありがとう!」
「褒めてない。それで? こっちは情報渡したんだから、次そっちの番」

 本当は、他にも色んなタイプの手紙を貰ってはいる。けど、最近多いのはその類のものだったから、瀬田にはそれを渡した。
 また何かせがまれたときの為に、情報量として取っておく。人に見せたくないタイプの事が書かれた手紙もあるし。
 ……高校に入ってから、この学校に転校してくるまで、こういう手紙貰ったことなかったんだけど、色々とへこむ。
 瀬田は手紙を見ながらニコニコと笑って、美由先輩の情報を教えてくれた。

「好きなものはねえ、走ることだよ」
「走る?」
「ミュー先輩陸上部の部長だから。デルタくん、足速いなら陸上部スカウトされるかもね。今まで部活やってたことある?」
「いや、俺転校多かったから部活は特に……」
「へー。じゃあ放課後先輩のクラスに行って居なければ陸上部の方見て来なよ。居るかもしれないから」
「ふーんそっか、わかった、ありがと瀬田」
「………………」

 お礼を言って、自分の机に座り、鞄を漁った。志熊じゃないけど、転校生の俺は、学校の課題もある。次のテストで平均レベルの成績を収めれば星を貰えるらしいし、いつまで経っても星一つなんて、そりゃ誰も助けてくれないよな。
 教科書とタブレットを取り出して勉強しようとすると、瀬田が椅子を持ってきて俺の隣に座った。

「? 何だよ」
「教えてあげようか、勉強」
「は? いや、いい……」
「何で? オレ成績はいいよ? 今回はオレのサービスだから情報もなしでいいよ」
「何企んでんの」
「人聞き悪いなあ。デルタくんさあ、担任に言えば部屋割り変えて貰えるって知ってる?」
「知ってる」

 それは、志熊から聞いた話だった。通常、相部屋の人間を変えることは出来ないけど、瀬田は教師の間でも非常に問題児らしく、今まで何人もルームメイトから相部屋を解消され続けて来たらしい。その理由はすごくわかる。
 だから俺が転入する前までの瀬田は、必然的に一人部屋だったらしい。けれど、星二つの瀬田が一人部屋は体裁が悪いらしく、タイミング良く転入生として入ってきた俺が宛がわれた。
 けど、瀬田の今までの素行から、俺が相部屋はもう嫌だと教師に伝えれば、別の部屋に移行させてもらうこともできるかもしれないということだ。何をすればそんな警戒されるんだ? って思うけど、瀬田の所業を見る限り、わからなくもない。
 だから、解消しようと思えば、相部屋は解消出来る。
 あるいは、多星持ちの人間の部屋と相部屋になることを多星持ちが了承すれば、それも可能だ。
 志熊に何度も「俺と一緒の部屋に住もうよ」と誘われたけれど、頑として断った。志熊の部屋に住むくらいなら、瀬田の方が百億倍はマシだ。

「オレは別に傷ついたりしないから、何言ってもいいんだけどさ、なんで相部屋解消しないの? 別に志熊くんの部屋じゃなくても、同じ星二星一の奴と相部屋になれるよ?」
「……相部屋になったところで、誰も喋ってくれないだろ。志熊のアレに巻き込むのも嫌だし」
「オレは?」
「お前はむしろ加害者側だろ」

 そう、今の俺は、志熊のあの宣言のせいで完全にぼっち状態だ。同じクラスで喋ってくれる奴なんて、瀬田か甲斐しかいない。
 あとは話しかけても無視される。
 そんな中、同じクラスの奴と同じ部屋になんてなってみろ、いたたまれない。第一、相部屋が瀬田という頭のおかしい人間だから、志熊もそれほど瀬田に手出しをしないのであって、相部屋が俺と同じまっとうな人間だったら、志熊に殴られたりするかもしれない。
 そう考えると、相部屋は瀬田でいい気がした。
 俺がそう言うと、瀬田は妙に上機嫌で笑う。

「あっはっは〜! なるほどね! そっかそっかあ! じゃあデルタくんはオレとの相部屋解消しないわけだ!」
「今のところは」
「うんうん、なるほど。じゃあ同室のよしみで勉強を見てあげよう!」
「だからいいって……」

****

 変化と言えば、もう一つ変化があった。

「おはよう、山本」
「お……、はよ、甲斐」

 朝、教室に行く準備をしてドアを開けると、部屋の前に甲斐が立っていた。俺と瀬田は、部屋を出る時間が違う。
 瀬田は、何をしているのか知らないが、俺より朝早く起きていつの間にか居なくなっている。朝は朝で取材があるらしい。怪しい、と思ったけれど瀬田の行動に一々注視する気も起きず、俺がベッドから起き上がる頃に意気揚々と部屋を飛び出す瀬田を毎朝見送っていた。
 俺は、朝食に間に合うように起きて向かうので、必然的に一人で部屋を出ることになる。
 俺の目の前に立つ甲斐は、朝練のあとなのか、部活道具を背負った状態で少し暑そうにしていた。走ってきたのかもしれない。

「食堂まで一緒に行こう」
「う、うん」

 あの鬼ごっこの一件以来、甲斐の様子がおかしい。おかしいというか、優しい?
 特に頼んでもいないのに、こうして毎朝部屋の前まで迎えに来てくれるのだ。
 俺がまた志熊に追いかけられたりしないように、と言っていたけど、志熊は朝が苦手なのか、朝追いかけられることはない。遅刻してくるし、低血圧だとぼやいていた。
 だから、朝は大丈夫だ。
 甲斐も部活が忙しいだろうし、部活だけじゃなくて、他にも委員長としてやるべきことが多いだろう。悪いから、と断っても、気にするなとこうして迎えに来てくれる。
 友達のいない俺としてはありがたい話だけど、甲斐の負担になっていそうで、正直申し訳ない。元々面倒見の良い奴とは思っていたけど、あの鬼ごっこ以来、それが更に顕著になった気がする。

「なあ甲斐、俺マジで大丈夫だよ。別に毎朝迎えに来なくても……、甲斐も忙しいだろ?」
「俺がやりたくてやってるんだ」
「甲斐……」
「山本、俺さ、山本が転校してきた最初の日、放課後志熊に言い負かされて、結局逃げちゃっただろ。俺、先生にお前のこと任されてたのにさ、アレ、結構後悔してて……」
「あー……」

 そういえば、あったっけ、そんなことも。
 でも実際、この学校の制度上、星7の志熊に、星4の甲斐は口答え出来るような立場ではなかったし、それにやることが沢山あったのも事実だから、仕方ないと今なら思う。
 俺が甲斐と同じ立場でも、甲斐と同じ事をしただろうし、何より志熊と関わりたくないという気持ちも十二分に理解出来た。
 だから、別に甲斐を恨んでもいないし、むしろ助けようとしてくれて感謝してるんだけど……。

「や、あ〜〜……でも、アレは仕方ないって、志熊相手だったし。だから……」
「山本」
「な、なに?」
「[[rb:俺が > ・・]]、そうしたいんだ。……迷惑?」
「いや、その、助かる……けど」
「そうか、ならよかった。じゃあ行こう」

 にこり、と笑う甲斐に、最近薄ら寒いものを感じてしまうのは、何故だろう。
 甲斐は良い奴だし、成績も良くて、男前で、鍛えてて、性格も面倒見もいい。けれど、たまに強引な面があるのだと、最近気が付いた。
 俺が大丈夫だと言っても、危険だから、と言って譲らないし、過保護すぎるんじゃないかと思う時がある。でも、俺の為を思っての行為だろうし、実際助かっているから、ただ申し訳なく思う。
 甲斐は爽やかな笑みを浮かべながら、俺の隣を歩いた。

「前にさ、山本が俺のこと頼りになるって言ってくれただろ? あれ、結構嬉しくて、……ちゃんと頼りになる人間になりたいと思ったんだ」

 口元を綻ばせて、恥ずかしそうに笑う甲斐は男前で、俺は同じ男なのに少し顔を熱くした。
 だってこんな恥ずかしいこと、真顔で言われたら、ちょっとこっちまで照れるじゃん!?
 それに、甲斐が頼りになるなんて、クラス全員が思ってることだと思う。クラスの委員長で、中心というか、皆に色んなことを聞かれていて、わからないときは甲斐に聞けって感じだし。
 俺もほんの少し顔を赤くして笑った。

「え〜? や、だってそうじゃん。委員長だし、強いし、星だって沢山あるし、俺だけじゃなくて、皆そう思ってると思うけど……」
「そうかな。――俺は、半端な人間だから、あまり頼りにされてないよ」

 少し寂しそうなその横顔になんだか違和感を覚えたが、それを問いかける前に食堂へと辿り着いた。
 寮生活は、朝支度を終えてから食堂に来ても良いし、食堂で飯を終えてから寮に戻って支度をし始めてもどちらでもいい。時間内に準備を終えられればそれでいいのだ。
 制服姿と部屋着姿の男が我先にと並んでいる。
 朝は混み合うので、ビュッフェスタイルになっているものの、一応食券を買えば個人の飯を食うことも出来る。売店もあるから、金はかかるが部屋で食う奴も居る。手っ取り早く済ませたい奴は、ビュッフェの方へと向かう。俺もお盆と茶碗、箸やフォークを掴み、輪の中へと入っていく。

「そういえば甲斐、星5になったなら、部屋で食えるんじゃないの?」
「ん? ああ、まあ……」
「なら、俺に付き合わなくても、大丈夫なのに。いいの?」

 俺は、隣に並ぶ甲斐に問いかけた。
 甲斐は先日、星5に上がった。星5からは特待生寮に移動できるし、特待生は、こんな混み合った中で食わずとも、個人で朝食は部屋に運んで貰えるらしい。
 このビュッフェ形式の飯も美味しいけど、一人でゆっくり部屋で食べる方が絶対にいいし、内容も美味いと思う。俺なら一人で部屋で食べたいけどな。諸々の準備でまた部屋まで戻る必要もないし。
 ちなみに、志熊をこの食堂で朝見かけることはない。あいつが朝弱くて本当によかった。
 甲斐が俺に付き合ってわざわざこの食堂に来ているのだとしたら、付き合わせてしまって悪いんじゃないかと考える。けど、甲斐はそれに首を振った。

「いいんだ、俺は賑やかな場所が好きだから。それに、山本と一緒にご飯食べたいし」
「……っ甲斐……! お前、ほんっと良い奴だな……!」

 その言葉に、胸の奥がじんと熱くなる。
 瀬田は朝さっさと出て行って食堂で見かけないから、どこか適当な所で食べているのかもしれない。だから、甲斐とこうして一緒に食べるまで、アレが志熊の恋人か、という奇異と好奇の目で見られながらぽつんと一人で食っていた。
 居心地が死ぬほど悪かった。
 だから、甲斐が居るだけで、正直結構心強い。
 涙ぐみながら口元を綻ばせて、トングを掴む。おかずを皿に盛り付けながら、甲斐に笑みを向けた。

「ありがとな、甲斐。俺甲斐が同じクラスでよかったぁ」

 少し気恥ずかしかったけど、お礼の意味も込めてそう言うと、甲斐は照れくさそうに笑った。

「ああ、山本のことは、俺がちゃんと責任持って見るから」


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