未来予知。
 それは、言葉の通り未来を予知すると言うこと。これから起こる展開が見えてしまう。一般的には超能力とも言われていて、それを持つ人間なんておそらくこの日本で、いや、世界でもそういないんじゃないか。少なくとも、俺は会ったことがない。そんなの、漫画とか、ファンタジーの世界の話だって思ってたし、皆もそう思ってる。

『走れ走れー!』
『ホームラン! おっしゃー!』

 放課後の学校の中、廊下から窓の外を見た瞬間、映像がダブって見えた。けれどそれは現実の映像じゃない。
 外では野球部員がいて、今まさにピッチャーが球を降りかぶり投げようとしているところだった。俺はぼんやりとその場に立ち止まり、光景を見つめる。
 バッターがバットを構えていた。ピッチャーが大きく振りかぶり、球を投げた。キン、と小気味良い音が響いて、放たれた球はバットの真芯で捉えられ、フェンスを越えて大きな放物線を描き飛んでいく。

「走れ走れー!」
「ホームラン! おっしゃー!」

 下の方で、さっき見た光景が繰り返されている。俺はその光景から視線を外すと、再びつかつかと廊下を歩きだした。
 昔から、こういった特殊な能力がある。誰に言うこともない。正確には、言わなくなった。言ったところでロクなことにならないのは、よく知ってるから。それに、俺が知り得るのはほんの少しだけ。
 少しだけ未来が予知できる。ちょっとだけの未来予知能力。それはほんの数分後だったり、数時間後、あるいは数秒後だったりのことで、いつ起こるかまでは予測できないけど、だいたい短い時間内に起こることが多い。
 けど、そんなの見えたところでどうしようもない。自分でコントロールできるわけでもないし、コントロール出来たところで、未来なんてそうそう変えられない。
 物心がついた時から、たまに見えていた少しだけ先の未来。それは、成長するにつれ、見える頻度が上がっている気がした。
 早く帰ろう。学校にいたところで、見える未来なんてそういいものじゃない。

「…………っ!」

 瞬間、さっき見たばかりだっていうのに、再び目の前が霞んだ。未来予知の前兆だ。
 頭に浮かんだビジョンの奥で、男の声がした。

『俺さあ、榮太郎のこと……好きなんだよね』

 映像も音声もいつも一瞬で、断片しか見ることはできない。でも、これは。今回ばかりは、それで十分だった。

「……はぁっ……?」

 すぐに映像は消えて、俺は廊下に立ち尽くした。頭の中で俺を呼んだ男。頭をよぎった映像に、青ざめる。だって、俺に迫って、俺を好きと言ったあれは、あの、顔は……。

「あ、榮太郎!」
「っ!」
「丁度よかった、ちょっと話したいことがあったんだよね」

 爽やかな笑顔を浮かべて近づいてくるそいつに対し、俺は後ずさる。なぜならそれは、たった今、頭の中で見た顔だったから。未来予知の能力は、唐突で、それが数分後か、数秒後かに起こる未来かはわからない。
 だから、さっきの映像はほんの数秒後に繰り返されるものなのかもしれない。通常、未来は変えられない。そもそも変えていい未来なんてあるんだろうか、俺は自分の手で未来を変えるというのが怖かった。
 だけど、今回に限っては、どうしてもそれを回避しなければいけない。
 こいつが俺を好きなんて言うのは、あってはいけないんだ。

「あ、東……」
「あのさあ榮太郎、俺……」
「あーーーー!!」
「え、何!?」
「ご、ごめん、俺、ちょっと今日用事があって、また明日話聞くから、ほんとごめん! じゃ、じゃあ……っ」
「え? あ? おい榮太郎……っ」

 東の顔を見ずに、俺は東の横を走り抜けた。
 ごめん、本当にごめん。だけど、お前は。お前にだけは、絶対にあの予知を再現させる訳には行かないんだ。
 走りながら、俺は東について思いを馳せていた。

 淀川 東(よどがわ あずま)。
 俺のクラスの人気者。こんな予知能力とかいう変なものを持っていたせいで、友達作りが苦手というか、コミュニケーション能力が低めの俺にも、笑顔で声をかけてきてくれた、いい奴だ。短めの茶髪に、身長も高く、ガタイもいい。頭もいいし、性格もいいし、運動も出来る。マンガにでも出てきそうな奴。
 東はそのコミュ力の高さと、高いルックス故に、友達になれない奴なんていないとまで言われている。どんな不良でも、どんな輩でも、東にかかれば、魔法の様に、仲良くなれてしまうのだ。
 だから、東に想いを寄せる奴は多い。クラスの女子も、先輩だって、教師すら、それに、俺の幼なじみである、かん奈も……。

「あ、榮太郎、今帰るの?」
「かん奈……」

 玄関まで走ると、丁度体育館から出てきたかん奈と出会ってしまった。部活途中だったらしい。

「いやぁー、帰宅部はいいねえ、私らこれから外周走りに行くの。榮太郎もたまには走った方がいーよ」

 バスケ部に所属するかん奈は、ユニフォーム姿でいつもみたいに明るい笑顔を見せた。かん奈が笑えば、それだけで空気が明るくなる様な気がする。東もすごいけど、かん奈も十分すごい。俺はへらりと笑って、かん奈に手を振った。

「いや、俺は今日は寄るところがあるから」
「まぁた本屋? 榮太郎は本当に本が好きだね」
「まあ、うん……」
「あっ、そうだ榮太郎、あとで家きてね! 今日超いいことがあったから!」
「いいこと?」
「いひひっ、実はね……東くんが話しかけてくれたのっ」
「……あ、東が」
「そっ、だから聞ーいーて」
「かん奈ー! 集合だってー!」
「あ、やば。行かなきゃ。じゃね、榮太郎!」
「うん、部活がんばって……」

 明るく笑うかん奈に対し、曖昧に手を振って、俺はかん奈を見送った。
 そして、小さく息を吐いた。さっき見た映像、何かの間違いだと思いたいけど、今まで生きてきて、間違いだったことなんて一つもなかった。あれは必ず、これから起こり得る未来なんだ。
 東はモテる。俺が東と知り合ったのは、この高校に入ってからだけど、東を知る人が言うには、昔から東はあんな感じらしい。優しくて、誰とでも仲良くなれて、フレンドリーなイケメン。勉強も運動もできるし、性格もそれなら、モテないはずがない。
 無論競争率も高く、かん奈も憧れている。高校に入学してから、俺に「王子様がいた!」と興奮気味に言ってきたかん奈のことを、今でもよく覚えてる。
 かん奈は美少女って訳じゃないし、どちらかと言えば性格もさっぱりしている方だと思う。
 男が好む様なタイプじゃなくて、悪く言えばがさつ、よく言えばおおらか。でも、美人ではないけど、愛嬌がある顔立ちをしているし、少し目立つそばかすも、俺は可愛いと思う。明るくて、昔からいい奴だ。
 かつて、いじめられている俺を助けてくれたのもかん奈だった。かん奈がいなければ、もっと俺はひねくれていたかも。正直な話、俺はかん奈に憧れている。好き、というのとはちょっと違うのかもしれない。
 少年がヒーローに憧れるように、俺がかん奈に抱く憧れはそれだ。女だけど、かん奈はいつだって素直で、優しくて、それでいて、無邪気で。俺の大事な友達。かん奈にとって俺は沢山いる友達の一人かもしれないけど、俺にとってかん奈は唯一だ。
 俺は純粋に、かん奈という存在が好きなんだ。だから、かん奈には報われてほしいし、かん奈が東を好きだっていうなら、俺はそれを応援したいと思ってる。
 だから。

『俺さあ……榮太郎のこと、好きなんだよね』

 だからこそ、あんな未来は起きてはいけない。あれがいつ起こり得る未来なのか、俺にはわからないけど、なんとしてでも防がなきゃ。
 決意して、本屋へと向かう。これはもう、癖になってしまったもので、子供の頃からの習慣だ。
 未来が見える、なんて、普通言ったところで誰も信じない。証明して見せたところで、不気味がられていじめられる。この力を持っていて得したことなんて、全然ない。コントロールもできない、変えられない未来なんて、見せられた所で、空しいだけだ。
 いつもの本屋に入ると、いつものコーナーに向かう。この地区の本屋の中では、結構な大型店だと思う。品ぞろえも豊富だし、新しい本もすぐに入ってくる。俺はそこで超能力に関する本を探すのが好きだった。
 こんなところで探したって、なんの解決にもならないかもしれない。そもそも読んだところでどうしようもないのかもしれないけど、それでも、読んでいると落ち着く。これは俺の、一種の精神安定法みたいなものだ。子供の頃から続いている。焦ったり、迷ったりすると、ここにくる。

 あ、新作……。
 新しく入荷した超能力解剖、といった胡散臭い表紙の本を手に取り、開く。著者近影には、どこの誰かもわからない男が両手を開いて写っていた。中では超能力について説明していたけど、超能力解剖、と銘打ってる割に、中身は超能力とは全て科学で解明される、みたいな内容だった。まあ、そうだよな……。次に取った本も、これまた胡散臭いもので、超能力とは、と説いていた。これで何かが解決するわけでもないけど、落ち着く。
 ぼうっと本を読んでいると、隣に誰かが立った。

「あ、すみませ……」

 立ち読みとか邪魔だよな、と思って避けようと思った所で、固まった。

「なに読んでるの?」
「あ、東……」

 どうしてここに、とか、さっきはごめん、とか言う前に、俺の顔は青くなった。何故って、また映像がダブって見えたから。

『俺の家にこない?』

 そう言って笑う東が、ダブって見えた。俺は鞄の取っ手を握りしめ本を本棚へ仕舞うと、へらっと笑った。すると、東もにこりと笑う。

「超能力解剖? 榮太郎、こういうの興味あるんだ?」
「あの、東、さっきは……」
「ああ、いいよ。俺もこんな風に追いかけてきちゃってごめん。ちょっと相談したいことあって」
「そ、相談? 俺に? なんで?」
「榮太郎が一番詳しいかなって」
「あ、そうなんだ……はは……」
「うん、でも、ここで話すのもなんだから、俺の家にこない?」
「え」
「人の多いところだとちょっと、話しづらくてさ、俺の家、ここから近いし」
「やぁ……」

 俺の顔から汗が滲む。思っていたよりも、近く再現した未来予知だった。
 家に? いやそれはまずい。そもそも、さっきの未来予知の場所ってどこだったっけ? 東の顔ばかりに目がいって、肝心の場所までは覚えていない。さっさと帰ってればよかったのに、どうしていつもみたいに本屋に寄ってしまったんだろう。
 どうする、断るか? 用事があるからって? でも、こんな本屋で本ぼーっと読んでる奴が用事なんてあるわけないって見りゃわかるだろ。
 そもそも嘘ついて逃げた時点で最悪だし、それをわかっても何も言わない東に罪悪感が沸いてくる。

「家がだめなら、近くのカラオケとかでもいいんだけど。金なら俺が払うよ」
「いや、金っていうか……」

 なんでそんなに俺に近づいてくんの? 正直、俺は東とそれほど仲がいい訳でもない。どちらかといえば、クラスの中で中心にいる東とは、距離が遠い方だ。
 親しげに榮太郎、なんて呼んでくれるのは、かん奈を除けば東しかいないけど、東は俺以外も下の名前で呼ぶし。男女問わず人気があるから、東と仲がいい奴なんて、俺より沢山いる。そんな俺に、何を相談するっていうんだよ。
 俯きがちに視線を斜め下へと移す。

「だめ? 榮太郎」
「あ、えっと」

 東って、なんか部活やってんじゃなかったっけ。今日、休みなのかな。ちらりと東を見ると、相変わらず、人好きのする、見る人が安心出来るような笑みを浮かべた。穏やかで、優しそうで。その顔を見ていると、断ることが申し訳なく思えてくる。
 ……あの未来予知は、確実に起こり得るものだろうけど、もしかしたら、何かの間違いってことは、あるかもしれない。好き、と言われた所で、それがどういう意味の好きかまでは、予知出来てないし。でも、もし告白とかなら? あり得ないけど、予知で見たあの顔は真剣だったし、迫っているような表情だった。かん奈にもなんて言えばいいかわからない。俺が迷っていると、東が近づいて俺に耳打ちしてきた。

「……かん奈ちゃんのこと、なんだけど」
「えっ」

 東の言葉に振り向くと、東の顔が間近にあった。

「あ、わっ、ごめ……」
「相談、乗ってくれる?」
「あー、うん……」

 結局、俺はへらりと笑いながら頷いてしまった。昔から、困ったことがあると、こうやってへらへら笑ってしまう。癖みたいなもんだ。こうやってへらついているのも、今思えばいじめられる原因だったのかもしれない。かん奈はいいって言ってくれたけど……。
 俺が頷くと、東は嬉しそうにじゃあ行こうか、と向かいのカラオケを指さした。とりあえず、あの未来はカラオケ店ではなかったような……。思い出せない、でも、かん奈のことだと言われれば、聞かない訳にもいかない
 いつもの本屋を後にして、俺たちはカラオケへと向かった。

****

「201号室になります」

 案内された部屋に入ると、薄暗い部屋の中、画面の液晶の光と、僅かな灯りがちらついていた。勿論、俺たちは歌うためにここに来た分けじゃない。
 飲み物だけ注文して、東に改まる。

「それで東、かん奈のことで相談って」
「うん、えーっと……それなんだけどさ、榮太郎ってかん奈ちゃんと幼なじみだろ?」
「まあ、うん」
「かん奈ちゃんって、どんな感じの子?」
「え? あ……、えっと、すげえいい奴だよ! 優しいし、明るいし友達も多いし、話してて楽しいし! 本人はそばかす気にしてるみたいなんだけど、そこも愛嬌があるっていうかさ、結構可愛いと思うし、あと俺みたいのとも仲良くしてくれるし、あと……」
「仲いいんだ?」
「いや、まあ、でもかん奈は誰とでも仲良くなれるから……」
「榮太郎ってさあ、かん奈ちゃんのことが好きなの?」

 もしかして、東はかん奈に興味があるんじゃないだろうか。そう思うと、俺はかん奈を推していきたい。そう思って勢いよく話していると、東が笑いながら俺に問いかけてきた。ズバリ聞かれて、少しだけ口ごもる。

「え!? いやあの、好きとか、そういうんじゃなくて。かん奈は俺の……憧れ?」
「憧れ?」
「ヒーロー、的な……ファンです、みたいな?」
「なんだそれ」

 ははは、と東は笑う。そうだよな、そういうのって、おかしいよな。俺はその目線になんだか耐えられなくなって、またへらへらと笑った。

「あ、はは……や、ていうか、東の相談って何? 俺に乗れることなら……」
「それなんだけどさ、俺、かん奈ちゃんに告白されちゃって」
「え!?」
「ていうのは冗談」
「あ、ああ……」
「でも、なんかいいなーって。さっき榮太郎が言ったみたいな子で、可愛いよね。いい子っぽいし。ただ、かん奈ちゃんって榮太郎の幼なじみでしょ? もし榮太郎が好きだったら榮太郎に悪いなと思って」
「は!? いや、そんなことないって、俺とかん奈はそういうんじゃないし、かん奈とつき合いたいっていうなら、俺は応援する、うんっ」
「ほんと?」
「勿論!」

 そう、俺はかん奈のことは応援したいって思ってる。昔からかん奈のことは大好きで、でもそれはきっと恋愛感情みたいなもんじゃない。俺はただ純粋に、かん奈には幸せになってもらいたい。だから、かん奈が東のことを好きだっていうのは知っているし、東がかん奈のことをいいなって思うなら、俺は後押ししたい。
 俺が立ち上がると、東がそんな俺を見て笑った。

「じゃあ、榮太郎協力してくれる?」
「あ、ああ、俺に出来ることなら!」
「……あのさ、笑わないでほしいんだけど」
「? 何?」
「俺、人に告白とか、したことないんだよね」
「え?」
「だから緊張しちゃって」

 東が? と思ったけど、確かに東は誰かに告白されることはあっても、告白されたことはなさそうだ。
 少し赤くなりながら照れている東は、ちょっとだけ新鮮だ。でも、そんなこと言ったら俺だって人に告白なんてしたことない。ましてやされたことすらない。協力相手として、俺は不適切なんじゃないだろうか。
 そう思ったけど、東は突然キリっとした顔をして、俺に迫ってきた。

「え? ちょ……」
「俺さあー、榮太郎のこと、好きなんだよね」
「あ……」
「なんて、こんな感じかな? はは、結構恥ずかしいな。ごめん、練習に使っちゃって」

 そう言い放った後、東は顔を崩して笑った。けど、俺はそれどころじゃなかった。ほう、と安堵の息を吐いて、思わず呟く。

「……っここかあ〜……」
「榮太郎? どうかした?」
「あっ、いや別に! 全然なんでもない! 今の感じでいいって、めっちゃドキドキすると思う、東なら絶対うまくいくよ!」

 さっき見た未来予知は、別に俺に対しての告白でもなんでもなかった。なんか少しだけ違和感あったけど、多分ここで間違いないだろう。結局未来は避けられなかった訳だけど、こういうことなら仕方ない。だって、ただの練習というか、おふざけだ。そりゃそうだ、東が俺を好きになる道理がない。俺たちは、そんなに話したりすることも、仲がよかったりすることもないんだから。東はきっと、誰に対してもこんな感じだ。
 俺が東に親指を立ててゴーサインを出すと、東が安心したように笑った。

「ほんと? 変じゃなかった?」
「変じゃない。そもそも、東を振る奴なんていないだろ」
「そんなことないって」
「そうだよ、絶対。皆東のこと好きだし」
「ふーん……」

 東は何かを考え込んで、再び俺に尋ねてきた。

「なあ、榮太郎って、今好きな子いる?」
「え?」
「かん奈ちゃんが好きだと思ってたからさ」
「いや、別に、……いないよ」
「クラスでいいなって思ってる子とかいないの、俺ばっかりじゃなんだから、もしいるなら協力しようと思って」
「いないって、俺は大丈夫だから」

 だから、東はかん奈に告白を頑張ってくれ。そう暗に伝えたつもりだったけど、東は何かを読みとるように、じっと俺の顔を見つめていた。

「……何?」
「……いや、なんでも? 相談乗ってくれて、ありがとな榮太郎。俺も頑張ってみる」
「ああ、うん……」

 その後は、特に相談ということもなかったけど、せっかく来たからということで、少しだけカラオケで遊ぶことにした。誰かとカラオケなんて、かん奈以外と来たことがないからすごく新鮮だったし、ちょっと恥ずかしかったけど、思っていたよりも楽しかった。
 東は歌もうまかったから、こいつ超人かよ、とは思ったけどさ。
 それから、少しだけ東と仲良くなった。


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