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20
眠りにつく前に目蓋を閉じなければならない
メリークリスマス、今日は七月二十五日です
あの日の指切りはまだ息を吹き返しませんか
未だに微睡みと淫蕩いの違いを判らずにいる
表紙の剥がれた文庫本は、貴方のお気に入り
もっと誰一人すくわれない未来がほしかった
お前に鬼となるのを強いたのは私なのだから
お菓子よりお前の方がだんぜん魅力的だね!
なまぬるい肉体にとどまる理由はなくなった
いってしまったよ、そのままいってしまった
例えば小指の赤い糸を簡単に断ち切るような
飼い主が構いたがりでうっとうしいんですが
ずいぶんと甘えた声でなけるようになったね
わたし、あなたの描く夢をあいしていました
お前がいなかったら私は生きていかれないよ
いつからでしょうか、僕は貴方が好きでした
うん、いきなり通常運転に戻るのやめようか
何も絶望を繰り返さなくともいいじゃないか
よく言っても薄情で、悪く言うなら人でなし
やめてよ、それじゃ愛してるみたいじゃない
そういうくだらない優しさが誰かを殺すんだ
チョコレートにコーヒーに、それからタバコ
困った隣人に囲まれて、今ワタシは幸せです
真実じゃない証拠がどこにあるって言うの?
すっぴんが見せられるくらい親しくなりたい
放っておけばそれが熟成されて愛になります
とくべつがほんとうだなんてだれが言ったの
憎しみぐらいだったら捨ててきてあげるから
パパ、どうしてママは星になれなかったの?
10を3で割って3を掛けるくらい無意味なこと
大胆かつ繊細に行われるべき神聖な行為とは
常識的に考えて、死んだほうがいいと思うわ
だって別に、嫌いになったわけじゃないもの
コインなんてどうせ裏が出る確率の方が高い
子どもだらけのインフォメーションセンター
ぴんぽんぱんぽーん↑ぴんぽんぱんぽーん↓
デリート、リロード、エラーが発生しました
あ/い/し/て/る(心の検索よけはお済み?)
KYってね、みんなわざとやってるんだよ☆
天からいきなり隕石が落ちてきた、らしいよ
近くにいる意気地なしに気がついてください
あとどれくらい泣けば許しを請えるのだろう
散る散る散る散る散る散る散る散る散る散る
なんかね、もう死んでもいいかなって思った
それでは世界の果てでまたお会いしましょう
ここにしかないものをみつけてしまいました
俺の知らない言葉で愛を囁いて恋人はわらう
悲観主義者は今日も思い出とはなにかを問う
楽観主義者は明日をまるで過去のように話す

21
マジシャンは小道具にチョコレートを使わない
もうおかえり、駄々をこねる子は好きじゃない
少女の名を慈悲と言い、少年の名を罪と言った
朝になって僕の隣に居るのはお前以外で沢山だ
まるでほんとうに生きているみたいに泣くのね
無神論者による彼らの生態についてのレポート
いいかい、猫っていうのはこうやって殺すんだ
計画倒れした責任は貴方です精一杯慰めなさい
貴方が私であれば良かったと心から願いました
ありがとうとごめんねの残酷な類似性について
無防備であることはとても強いのかもしれない
真剣な君を笑うやつらは蹴散らしてきてあげる
あんたって人はどこまでお人好しで居続けるの
だとすればそれは、なんと美しい愛なのだろう
さみしいときにさみしいって言ってなにが悪い
三回回ってわんとでも言えばよろしいですか?
夜眠ると声がする。思い出してと泣いている。
嫌いだから突き放すわけじゃない、気づいてよ
まだ、まだ大丈夫。だってまだ、貴方は強い。
君が笑えば僕も笑うし、僕が笑えば君も笑った
例えば太陽に透かした手のひらが赤いこととか
咳をするたびにひとつずつ愛がこぼれてゆくの
パーセンテージほど当てにならないものはない
その愛しさよりずっと大切なものがあるとだけ
僕を捕えるその腕が、僕を痛めつけるその指が
ではわたくしめとすてきなゆめをみませんか?
貴方を嫌いになるくらいだったら私は死にます
他人の視線が死因にならないとは言い切れない
歌えばいいよ(、喉が潰れて声が裂けるまで)
道を誤ったって言われても正解が見当たらない
俺が間違えたと言う君こそが間違っているのだ
最大の禍いは残されたのが希望だけだったこと
唇よりやわらかいところをゆっくり奪いとって
裏切りだとか愛だとかそんなくだらないもので
さい期は笑って見下して居なくなりたいのです
泣いても叫んでもお前はもうこの腕には居ない

22
二〇世紀の愛人たちに、十九世紀の恋人たちより
魚に尾びれがないように、人には足がありません
お馴染みはキャンディ・マシュマロ・ビスケット
単なる欠落ならもう一度埋め立ててもらえばいい
チョコレートに砂糖をかけてもぜんぜん足りない
アンドロイドは遺伝子組み換え作物の夢を見るか
どうせ痛いと言う前にやめてしまうのでしょう?
神さまは僕の孤独までは許してくださらなかった
全部が全部、嫌いだからってわけじゃあないのに
小悪魔系修道女の神回避的ハッピーエンド導入方
吠えれば応えてもらえるなんて単なる勘違いです
何を期待してその腕を取ればよかったんだろうか
キスをしよう、前歯の裏側の形を覚えるくらいに
キスするくらい簡単にセックスできたらいいのに
鏡を見てごらん、私にそっくりな顔をしているよ
いらないからって軽々しく捨てては駄目なのです
けれどもハワイよりグアムより遥かに暑いのです
つーかさ、あんた俺のこと好きじゃないっしょ?
だってなんであそこでみんな怒りだすんだよ!?
五月蠅い雨など疾うに止んでしまっているのにね

23
立ち入り禁止:これより先は禁猟区ではありません
友だちとして巡り会う前、私と君とは恋をしていた
愛を殺すのに用意すべき凶器は時間だけで事足りる
どれほどの重さならここへとどめておけるだろうか
そうしてなめらかなままの手のひらが僕を縊るのだ
今日も彼女はくすぶる火種を踏み消したはずだった
僕らは祝福されるべき神の子の一員であるからして
きっとこの人は大事なものを失くしてしまったのね
小指以上にこの紐を結ぶのにふさわしい場所はない
それが貴方に与えてあげられる最大限の愛情でした
私と君の違いはひとつ、できたかできなかったかだ
ごめんなさい僕では君を幸せにできないみたいです
冬の空は冷たい君に似ていた(だって、泣かない)
ワトソンくん不在のホームズさんは実に扱いづらい
これを罪だと言うのなら、私は悪から生まれた子供
私は私が私である為だけに私を殺してみせるのです
許し賜え、この愛は真実お前を思ってのものなのだ
冷えきった空気の中に放置プレイ(なんなのお前)
眩しすぎる太陽に触れてしまえば動けなくなるから
これは実際に私の友達が体験した話なんだけどね、
セレクトミスは一度まで(それ以降は返品不可!)
オトナだとかリクツだとか全く素晴らしく下らない
メリーゴーランドをとめてコーヒーカップはまわる
マジな話、これホントなんだよ、ありえんくない?

24
襟刳りに二匹、目立たない蜥蜴を這わせて鳥肌のふり
本当に盲目ならばあなたの手触りだけを覚えておける
ファントム、君はおそらくとても貞しい色をしている
目玉とチョコレートを比べたら甘いのなんて当たり前
わたしの代わりに誰かわかりやすく説明してください
遠出の代わりに二人、近所の神さまに会いにいこう?
彼女のジュリエットはハイヒールでワルツを踊れない
おとこのこはどうしてあんなに優しい匂いがするの?
そうして、生きてくれという呪いをかけつづけるのだ
君ぐらいかわいいときっとなにもかもがうまくいくよ
鬼も悪魔もこの世にゃいない、ただ人間がいるだけさ
諸君、かつての王者はいまや敗北者でしかないのだよ
おそれるな、最早我々はすべてに打ち勝ったのだから
あの頃はただ未熟で、強さが全てだと思っていたのだ
あたしが死んだら桜の木の下にでも埋めてちょうだい
ぐるぐるとかきまわしてそのまま溶かしてしまいたい
愛によって死ぬことのどこが幸せだと言えるのですか
有罪判決を受けた貴方はきっとあたしと一生を過ごす
人間を嫌っているのではなく、ただ私を嫌いなのです
ありとあらゆる現実世界のありとあらゆる生物に告ぐ
雄弁は銀だと言うならば、詭弁ははたしてなんなのか
うまく笑えなくていいよ、うん、そのままの君でいて
そこではじめて自分が目を開けていることを知るのだ
失うのはこわくないけれど忘れるのはとてもこわいね
消えてしまえ、どうせ幻想の残像でしかないのだから

25
いつだって留守電にはコールミーばかり吹き込んでいる
信じてください、かつてはおまじないを信じていました
ひとりで逝くことほどかなしいことはなかっただろうに
愛を隠れ蓑にしてしまえば、僕らの関係はとても健全だ
私は猫より犬が好きだけれど貴方はきっと猫の方が好き
全部を完璧にこなそうとして、全てを駄目にした男の話
愛ぐらいで嘘が捨てられるならはじめからそうしてるわ
仕事で出会って仕事で好きになって仕事で嫌いになった
自我になんという意味を持たせれば良かったのだろうか
そっと抱きしめるなんていう優しさを与えないで下さい
この世で最も尊く最も賤しい感情にただ恋と名付けよう
君を想っては泣けないけれど、君のかわりになら泣くよ
あーあーあー、空気以前にちゃんと状況を認識しような
五つ、白く塗り潰された黒板に知人の顔が浮かびあがる
チェックメイトのその先で絶望という名の歓喜は巣立つ
行動することよりも口に出すことの方が難しい四の言葉

26
親子になろう、無精卵のオムレツを一緒に食べる朝だから
まあ当たり前に好きじゃなかったからね、それだけだから
わるいことは言わないから、ほら、全部食べちゃいなさい
ねえ置いていって、苦しいものは全部ここへ置いていって
ひとりで生きていくことほど辛いことはなかっただろうに
大切で、失いたくなくて、そのためにならなんでもできる
ハッピーエンドは真っ青になった影の外側からやってくる
こちらは晴れていると言われたときのむなしさといったら
貴方と過ごせたはずの百年が、ひどく愛しく感じられます
どきどきして、私が私じゃないみたいで、なんだか苦しい
大好きから愛してるにかわったのはいつのことだったろう
アサッテの方向があるのならきっと昨日の方向もあるよね
好きって言っておけばなんにも悪いことは起こらなかった
七つ、欠番ではなく廃番であることに気付いてはいけない
六つ、理科室のシンクに溜まった水には自分の未来が映る
四つ、音楽室のメトロノームが心臓の脈拍をカウントする
三つ、廊下を歩くと黒い足跡と赤い手形が追いかけてくる
二つ、誰もいないはずの職員室でFAXが呪いを受信する
一つ、一度入ってしまったら校門から出ることはできない

27
マンダリンオレンジが不味いはずはないって、彼は言うんだ
ドラマには一番だいじなことが描かれてない、それはわざと
押しつぶされそうなとき、君に殺される未来を空想してみる
誰にも看取られない死とその弊害についてのとあるレポート
病気の所為にしてしまえば、私はいくらか苦しまずにすんだ
なんにも考えなくたって、こんなに簡単に生きていけるのに
それが美徳だなんて認めない、ええ、認めてやるものですか
ああそうか、ここにひとりでいることはこんなにもさびしい
みうみうと鳴く猫を可愛いと言うだけの優しさがあればいい
しっとりと湿った手のひらはまだ冬の川の冷たさを知らない
知らない方が幸せだ、そんな言葉を信じる馬鹿はもういない
あいたかった、とか(過去形のそれはなんて死亡フラグ!)
妾の最愛(それは旦那さまなんかとは比べものにならない)
神頼みってのはな、自分に絶望したときにするもんなんだよ

28
散り散りだ、何処にも行こうとしない翼なんて蝶にはなれない
ノンシュガーノンカロリーのフィクション、現実は100%カット
あれよりましだって考えちゃえばたいがいうまくまとまるよね
いちばんきらいって思ったことをずっといつまでも憶えていて
だいじにだいじにだいじにだいじにしてたらさわれなくなった
余所見して忘れた振りして単なる可愛い子どもに成り下がって
確かに触れ合っているのに、なんと冷たいてのひらでしょうか
目蓋を切り取って、眼球を抉って、血液の代わりに涙を零して
刺をおとされてしまえば、あとは甘い香りをただよわせるだけ
僕はただ、あともう少しだけでいいから君と生きていたかった
夏には夏の良さがあるように、冬にもまた冬の良さがあるのだ
ねえ神様、わたしの振る舞いになにか不備があったのですか?
別れましょうと言う貴方が泣きそうな顔をしてるのはどうして
ぐりこ、ちよこれいと、ぱいなつぷる(じゃんけん、ぽん!)
エスケープできない生け贄は泣きもせずただ絶望を撒き散らす
知っているか、俺がお前を憎んで憎んで憎みきっていることを

29
もういない誰かを想って泣くひとの慰め方を、彼も知らなかった
初恋は叶わなかったけれど、それは貴方に会うための運命でした
恋愛初心者向け対応マニュアル:それぞれの両親に紹介しよう編
どうしてそこで庇ったの。どうして私なんかを救おうとしたの。
考えたこともなかったけれど、人はこうして死んでゆくのですね
本当に優しい人はね、僕みたいに君に手を差し伸べたりはしない
ごめん、優しさなんてうっかりどこかに落としてきちゃったんだ
死んだふりのまま死んでしまえればどんなにか楽なのでしょうね
ひとりで強い人は、ふたりになるととても弱い。逆もまた然り。
子供の間違いだったんだって素直に信じるほど大人は優しくない
さして重要ではないけれど、私という人格を構成する一部分です
私がもう一度貴方に愛を伝えたらきっと貴方はもういいよと笑う
つまり、本質を示していたとしてもそれそのものでは有り得ない
どんな感情を込めたのだとしてもガラスの向こうじゃ通じないわ
全てがあの日からヒトリで過ごしてきた楽園の鍵を無くした所為
人として最低なのはこの私ですが人ですらない貴方には劣ります

30
わたしがあなたにキスをするのに、どうしてあの女の許可がいる?
翼の残骸と残光の冠を埋めた墓場に、君は人間という名前をつけた
君が居なくても呼吸はできるけれど、君が居ないといきができない
ハードルを鮮やかに飛び越えた先にはまだ愛が立ちふさがっている
どこに消えてしまった? あのはかなくもうつくしいわたしたちは
あとにもさきにも貴方だけだ、と証明できるのはいつになりますか
幸せかと聞かれてすぐに答えられないくらいには大人になりました
そんなにわたしを追いつめて、貴方はたいそう幸せなんでしょうね
未来が見えるって言ったらどうする?君は嘘つくなって笑うかな?
希望は潰えたのかもしれないがそれが絶望であると誰が言ったのだ

31
アイロン掛けみたいに全部のしわをきれいに伸ばしてまっさらにして
裸足のままでパーティーに出席するほど、あたし、おろかではないわ
おっしゃらないでください、その柔い唇からそのように頑なな言葉を
君の語る僕と僕が語る君は恋人同士というには些か違いが大きすぎる
たとえば私がサツキだったら(メイである私とは別物になれるのか)
君は立ち上がることすらできないままで、僕を愛すと泣きながら誓う
自覚がある以上僕の役目はもう終わったのだと考えてもいいだろうか

32
うらやましいなは抜け道、ねたましいよは空気孔、脱出口はまぶしいね
ただ僕のみえっぱりな心臓が、このままの君を愛したくないと叫ぶから
耳の聞こえないふりをしようか、それとも口のきけないふりをしようか
構いやしない、そんなところからいったい誰が入ってくると言うのかね
何がまっすぐで何が歪んでいるのか、さっぱりわかんなくなっちゃった
繋いだのは鎖でも首輪でもないのに僕はもう二度と君から離れられない
見覚えがありすぎるその瞳はやはりくらくらするガラスでできています

33
あなたに恋する前だったら、もう少しやさしいキスを夢見ていられたのに
世界が小麦粉と卵とお砂糖でできているなら、きっと私はしあわせだった
やめろよ、死ねだなんて軽々しく言うの。つい殺してやりたくなるだろ?
まさかの結末というのは驚きの展開ではなくて突然の収束を言うのですよ

34
猫のあしらい方に慣れていても、犬のかまい方は知らないでしょう、ねえ?
私に冷たくするのなら、最後までそうしてそのままでいてくれればよかった
うん、ごめん。こっちがわるかった。やめよう、これ。だいぶ心臓に悪い。
ああ私と一秒だって離れたくないって? わかった、じゃあ一緒に行こうか
とどかない、とどかない、あなたがいない、いない、いないいない、ばあ。
愛してるって言えなくて、一言だけ伝えました。あんたなんて死んじまえ。

35
あの人を愛する前だったら、もう少し器用なキスをすることだってできたのに
できるはずがないんだからあきらめたって、そういう言い訳がいちばん嫌いだ
あの子がほしい/あの子じゃわからん/その子がほしい/その子じゃわからん
お前が多くは望まないというのなら、私はお前に、私の持てる全てを与えよう
だいたい許されない恋なんてものがこの世に存在するってことがおかしいのよ
ありえないハジマリだったのだからオワリくらい定番でもかまわないだろう?
見たいだとか見たくないだとかそんな言葉は聞きたくないし聞こえないんだよ

36
わかっているふりをしているだけなら、わからないふりのほうがまだマシかもね
大丈夫、無機物の心臓なんていうものを持っているやつはもともと人間じゃない
ああ、今日が君の命日じゃないっていうしごく単純な事実が残念で仕方がないよ
讃えましょう、捧げましょう、屠りましょう(愛する貴方のためならその身を)
俺がいないと落ち着くってことはさ、一緒にいるとドキドキするってことだよね

"たとえば僕が"、そんな仮定をやめられたら(そういうこれもたとえばの一つ)

37
おかえりなさい。その腕の中、手のひらの上、心の内に迷いなく居ついてしまえ。
喉渇いたんだって言ってるよね。もう動きたくないんだからさっさと買ってこいよ
へぇ、僕は君じゃないんだけど、君は僕のことをなんだって知った気でいるんだね

38
たまには優しさが欲しいと呟いてみたらそっとバファリンを差し出された件について
私を救ったのは貴方だったけれど、私を殺したのもまた貴方だってことを覚えていて
なんでもきいてよ。私はなんでも知ってるわ。そう、貴方のことならなんでも、ね。


39
ミラーボールに赤いルージュの跡を見つけて蹴り上げたの。パーティーなんてきらい。
傷つけたくないのだと笑う彼女は、その笑顔で僕が何度も傷ついていることを知らない

40
(日)(月)(火)(水)(木)、もう5日も経ったのになんで君はまだ僕を好きって言わないの?

41
そう。自分のことだって理解できない人がたくさんいる中で君はずいぶんと先進的みたいだ
おそろしいのはあまりにも無邪気にあと少しと言った君がその言葉の意味を知らないことだ

42
私を愛している人は貴方しかいないのに、貴方を愛している人はたくさんいるのね、ずるいわ
ねえ御姉様、私とっても幸せなようなのですけれども、御姉様も幸せでいらっしゃいますか?
空気を読んでみたら予想以上にストーリーがめちゃくちゃで意味がわからなかった件について

43
夢と魔法とたくさんの希望をポケットに詰め込んで、愛と正義とたくさんの絶望を踏み躙るのだ
いつだって他人は私を利用するばかりで、なんにも見返りを求められないことなんてはじめてよ

47
ねえ、産まれてきてよかっただなんてそんなくだらない言葉、どこのゴミ棄て場から拾ってきたんだい?

48
「いまだに一人が苦手なの?」と君が言う。僕はいつまでたっても「二人一緒が好きなんだ」と言えない。
夜に紅茶を飲むのにブランデーを注ぐような人とは親しく出来ないって? なんてつまらないヤツなんだ!
自意識過剰かもしれないけど、君は僕が好きなの?(思い込みでつきあってるって言いふらすのやめろよ)


49
これが愛であると教えてくれた貴方がその愛を否定したら私はどうやってこの感情を肯定すればいいのですか

50
痛いのも苦しいのも辛いのも全部ぜんぶ全部耐えて忍んで忘れてみせるからそうしたらいつか幸せになれますか
わたし馬鹿だからあんたが何に悩んでいるかなんて理解できないけど、あんたがわるくないってことはわかるよ
夢がキライだとお前が言うから現実を告げに来てはみたけれどやっぱり現実の方が辛いからお前は夢へと逃げた

57
これはダメだ。なにがダメだと言われてもダメなものはどうにもダメなんだお願いだからわかってくれ。おい、聞いてるのか。

61
はあ……。しょうがないな、言えばいいんだろ言えば。僕は君のことが好きだ。……嘘じゃないったら。あくまで友達としてだけどね!

62
そばにいるだけで満たされる関係について具体的に述べよ。ただし、双方の間における認識の食い違いについては存在しないものとする。

65
彼女の視線は鋭利だった。まっすぐで、空気がキンとする。だけどとっても優しい色をしていた。俺が彼女を好きになるには、それだけで十分だ。
知らないふりがうまくなった。本当は気づいているのに、いつもどおりを演じている。それが随分と上達したものだから、私は泣きたくなった。

66
朝、目覚めると隣に彼はいない。眠りに落ちるその前までいてくれたことだってないのだけれど、私は毎回毎回もしかしたらに縋ってしまうのだ。
あの子が絵本を読んでいた。パステルな挿し絵のついたそれは、空虚な想像の物語だ。そんなもの読まずとも、しあわせなら俺が与えてやるのに。

68
僕は君に愛していると伝えよう。何度だって、そう伝えよう。たとえ君がいなくなってもやはり、君に愛していると伝えよう、どんな手段を用いても。
泣きながら繰り返す言葉は、昔と変わっていなかった。お前なんかきらいだ、と言いながら抱きついてくる少年は、まだ少し、独りで生きるには幼い。
お前が死ぬんじゃねえかって思った。そうしたらもう駄目だな。俺は立っていることすらできねえ。自分が思ってたほど強くはなかったんだよ、俺は。
どこにもいかないでね。そう言って私を見つめたあの人は、たくさんの紙幣を私に握らせた。約束を守らせたいのなら、たった一本の指で十分なのに。
撫でようと手を伸ばしたら、距離を置かれる。かといって立ち去ろうとすると、思わせ振りに尻尾を揺らす。猫は彼女に似て、本心がまるで読めない。
やわらかいおんなになりたいの、と彼女は言った。やわらかいおんな。それはとても素敵な響きを持ってはいたけれども、私にはよくわからなかった。

69
息を吸って、吐いて。それと同じように、彼女はどんな時も呼吸のように僕を笑顔にする。そんな彼女の隣にいることが呼吸より当たり前になればいい。

70
ばかだから千回言われたってわからないし百回止められようとためらわないし十回叱られてもまだまだいけるし一回痛い目見たぐらいじゃなんとも思わない
どこが好きかって? えっと、笑ったときにできるえくぼでしょ、振り向いたときに揺れる前髪でしょ、意外とおおきな手のひらでしょ、それから、……。
少女は青空が大好きだった。浮かぶ白い雲が大好きだった。だから彼女は海に潜る。青い海は空の色。白い波しぶきは雲の色。彼女は空だって飛べるのだ。
それならお前は、これを愛ではないと言うのか。そう俺をにらんだ女はひどく純粋だった。そうだねえ、俺は自分の愛以外、否定も肯定もしないだけだよ。
古ぼけたおもちゃたちに混じって、彼女からもらった飴の包み紙が入っていた。とても食えたもんじゃなかったやつ。そういやこれ、俺の宝箱だったっけ。

71
わたし、貴方みたいに優しい人を好きになりたかったの。でもね、わたしが好きになった人は太陽みたいだわ。熱くて熱くて、とけてなくなってしまいそう!
夢を見た。既に亡い人の、夢。はて、自分はいまなにをする為に生きているのだったか。息を止める。苦しい。一度大きく深呼吸した。死にたくはなかった。

73
私が貴方にとって遠い存在であるというのは決して私の所為ではなく貴方が私から遠い存在である所為に他ならないということを覚えていていただきたいのです。

82
孤高の英雄ではないお前が好きだ。だから独りになろうとしないで。仲間がいる。そんなに意地をはらなくてもいい。お前はそんな器じゃないってことは、ちゃんとわかっているから

101
「もっと単純にさ、好きか嫌いかで言ったら好きだし、『愛してる?』って聞かれたら『もちろん』って答えるけどね、一緒にいたいかどっか行ってほしいかって言われたら、そう、今だけはちょっと距離を置きたいんだよ」

248
大好きな花の名前を、聞いた。めずらしくもないその名が、どうして耳に止まったのかはわからない。だけど、そうして振り向いたときに見えた膝丈のフレアスカートがとても綺麗で。つぎに目にはいったのはきらきら輝く宝石みたいな瞳で。一緒にいる男に笑いかける表情だって美しくて。僕のものにしてしまいたいと思ったのだ。その真っ白なブラウスも素肌も、僕だけの赤で染めてしまいたいと。うん、そうだよ。愛してしまったんだ。こんな愛し方しかしらない僕だけれど、それでも、君を好きだった。だって僕は、どうしようもない殺人鬼。

(English)
O
n!
abc
pH=8
mime
taiji
No.11
88946
What?
None.
RYUUIN
UDATSU
he she
kyosei
Hello?
Xanadu
aquavit
parland
toy boy
rug rat
gee-gee
No way.
dislike
closing
tragedy
opening
yamashii
old rope
all drop
devotion
shi-ta-i
Cheerio.
wormwood
mean sun
only way
anecdote
jamais vu
FREE&EASY
Go fetch!
Bite me!!
slapstick
trunk call
admiration
WELCOMEING
chase tail
eye to eye
I knew it.
I mean it.
June bride
homeopathy
honky-tonk
That's it!
marionette
partnership
the end-all
Adam's wine
malapropism
orientation
tempo primo
girl Friday
hum and haw
hem and haw
poco a poco
psychodrama
guardianship
hand to hand
dog-eat-dog.
No means no.
a grim smile
intermission
superstition
jill and jack
I'm like you.
Call me Mary.
You must fly.
you and yours
play the fool
the ferocious
to be a beast
funeral march
4772 2448 3975
lonesome Dolly
in every ticks
sleeping coral
pony's eyelash
the pious wise
yada yada yada
See if I cere!
muddle through
twins' paradox
around the sun
most important
TAROU to HANAKO
It's up to you.
touching scales
to crown it all
noblesse oblige
out of the blue
threatening sky
outside the box
double insanity
Wolfish Inpulse
Please knock me.
humanoid gigolos
Don't addict me.
God be with you.
Are you like me?
tail of basilisk
closed monodrama
the least finger
buble and squeak
love or the like
See what I mean.
the murder drive
play with a play
DONOKOGA SUKINANO
Justice is right.
The sky has gone.
A blank is yours.
the king of beast
Are you for real?
teach me solitude.
chika chika hikaru
bubble-gum romance
too white to paint
phony war neurosis
Over my dead body.
I only suggest it.
I can't be helped.
I love to hate you.
as soon as confined
The City In Savanna
conventional wisdam
Don't go off on me.
the man in the moon
She is the Aquarius.
Cut me to the quick.
Maybe yes, maybe no.
He dropped the star.
alternative medicine
solitary confinement
a dog-eared CATALOGUE
be forlorn of Fortune
burlesque of chivalry
stained-glass ceiling
as hungry as a hunter
the Fountain of Youth
WHAT COLOR DO YOU LIKE?
Sound my heart, please.
Have a good day, mummy.
You love me, don't you?
without rhyme or reason
Time kills all for love.
I'm dogged by happiness.
It's of no mortal truth.
You can have it for good.
only an apology for my lie
a child's world of fantasy
A nightmare lies in store.
What on earth do you know?
The world is woolgathering.
I'd like you to lie for me.
You must fall victim to me.
He smiles an angelic smile.
I love your second purpose.
a kicky kicky kiddy or kitty
At 11:55, ring for luncheon.
to see the ghost of a rainbow
We did not learn how to live.
The golden crown is imitation.
She tolls a bell at her death.
Night passed and morning came.
My dog gives me a knowing look.
Why do you think she loves him?
An unknown man was kissed by me.
Can you bewitch me into a kitten?
I don't imagine my dear is alive.
This is a highly sensitive issue.
I won't be able to understand you.
You think little of me, don't you?
It is happiness which is not known.
His eyes are as clear as starry sky.
They seem like a bit of a please-all.
Don't try to be the one and only hero.
It had put you in an awkward position.
Even a child understands how you feel.
There is no possibility of my failure.
She is a person who feels lonely easily.
"Stand or fall by me, please?" "Please!!"
I was looking forward eagerly to release.
Your lovely smile is the cherry on the cake.
I am under around-the-clock monitoring by her.
How many seconds does it take until you fall in love with me?

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