「いまだに一人が苦手なの？」と君が言う。僕はいつまでたっても「二人一緒が好きなんだ」と言えない。
パブロフは猫を飼う
曖昧に目蓋だけ見つめていればいい
その眼差しが何処にも無い所為で
間違えて暗闇に飛び込んでしまったのだ
本当に盲目ならばあなたの手触りだけを覚えておける
仕留めてグッバイ
おまえもひん剥いてやろうか
飢えた気配
つれない魚に餌をやる
私は貴方の飼い主なので
貴方の抱えるものがすべてだとしたら
私は最期に恋がしたかった
殺すには愛が足りない
心臓に閉じこめる
コールコールコール
ねえ置いていって、苦しいものは全部ここへ置いていって
一方通行、酒場行き
もういない誰かを想って泣くひとの慰め方を、彼も知らなかった
半月チップ
朝になって僕の隣に居るのはお前以外で沢山だ
手始めに愛から殺して
不幸そうに笑うのね
きっと、たぶん、ぜったいに
否定形の嘘
みなまで言わずともわかるさ
何が愛しいかなんて私が決める
気概に添えたショコラ
おとうと、といういきもの
僕は彼よりお利口です
テンプレートと砂漠のアイス
taiji
*おてての短いお前が悪い
どこへ逃げたのロマンス
誰でもないあなた
私に関しての愛
献身じゃない
待ちわびる告白
夜だけに口付け
透明の棺
かみくだす
指先がひとつしかない
蜂蜜とジェーン
つま先のリップノイズ
ひとり・とりこ・りそう・そまる・またね
頑張れば私は良い子
夜にことよせてしか甘えられない
訳：嫌いではない
慎ましやかにキスして
それからねだってばかりいる
* 対峙、胎児、退治、等
3151〜3200
150202