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不透明な貴方
拝啓、私の天使さま
聖女のように死んでくれ
搾取される空想
あの子はあと二十日で大人になる
私が貴方に追いつくのに必要な選択
視界を覆えない手のひら
早馬の心臓
まともに目線を合わせたら死んでしまう
貴方が私であれば良かったと心から願いました

malapropism
やさしくなれれば楽だったのにね
さよならさよなら、私はもう行くわ
たとえば不安をかき消したとして
あの得意げな顔で笑ってよ
キャントヒアー
貴方は誰にも優しくしない
おっしゃらないでください、その柔い唇からそのように頑なな言葉を
夜の明けない朝
耳の聞こえないふりをしようか、それとも口のきけないふりをしようか

やすい反応だね
そんな甘い目で私を見るな
考えたこともなかったけれど、人はこうして死んでゆくのですね
I don't imagine my dear is alive.
どうしてそこで庇ったの。どうして私なんかを救おうとしたの。
私に冷たくするのなら、最後までそうしてそのままでいてくれればよかった
だいすきで、した
イバラの姫はもういない
刺をおとされてしまえば、あとは甘い香りをただよわせるだけ
Who know?

私の心臓の鼓動で世界ははじまった
最後の脱落
雄弁に語る首輪
何を期待してその腕を取ればよかったんだろうか
僕らの隣で息を殺しているの
他者の血と肉で社会は成立している
はやまったら死ぬぞ
まっすぐに沈んでみせて
なにもかもが君には冷たい
やがて凡てと引換えに

アイドルはきっとテレビの中に住んでいる
瓶詰めの青空
雨も霰もない
リアルを生きる
でも通り越せてしまう
やだね、目が赤いよ
貴方のためにどうして私が躊躇うの
だあれも独りにはなれない
最後に殺すのは俺だ



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