哀愁



上に上るともう戦いは終わっていた。
あたしには、あいつの事情はよく分からないし、知りたいとも思わない。
どんな理由があれ、裏切りは最低な行為だから。

だけど・・・・



「抱えるものは、人それぞれか…。」



落ちる夕日見ながら、あたしは小さくつぶやいた。



「おーい!ホタル!置いてくぞ!」
「あ゛!まってよーー!!!!」


先を行くみんなの背中を追いかけながら、
あたしは遠くて近い過去を思い出した。











back
141/64


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -