そのあとの流れはまあ、なんか早くて。
童虎とセージさんとでもろもろ話し合ったのかてきぱき日程とか決まって
あたしが?マークぐるぐる回してるうちにあっという間に旅行の日が着ちゃいました。




「なんて言うか、当事者なのに妙に蚊帳の外かんがあった気がするんだけど…。」



「気の所為じゃろ。」



「嘘だ。絶対気のせいじゃない!
まあ、連れてってもらう身分で何も言えないんだけどさぁ…。」





ちなみに今、あたしは手ぶらで12宮の階段を下りてる。
荷物は童虎が持ってくれてて、紳士だなぁーって少し感心してる。
・・・童虎が背負ってるパンドラボックスの上に置かれてるんだけど、その箱ってそんな雑な扱いでいいのかな?そんな荷物置き的な扱いで。
一応大事なものなんでしょ?





「ちなみに童虎の荷物は?
パンドラボックス以外持ってないみたいだけど。」



「五老峰に儂の修行場所があっての。
そこに置いてあるから大丈夫じゃ。」



「へぇ―!」




童虎の修行場所かぁ…。
どんな場所なんだろう?





「それにしてもみんなに羨ましい!みたいなこと言われたね!
いやぁ〜ちょっと嬉しいかも。」




いまは金牛宮と白羊宮の間の階段を歩いてるんだけど、
ここに来るまでにいろんな人から「ずるい!」とか「一緒に行く!」みたいなこと言われた!
みんないろんなところ行ってたから少しみんなのこと羨ましかったんだよね!
しかも今回プライベートだし!





「わしは背筋が凍りそうなほどの殺気しかもらわんかったがの…。」


「童虎の日ごろの行いじゃない?」


「絶対にそんなことはないぞ!?
・・・まあ、別にかまいはしないがの!」




にししと笑う童虎。
なんか妙に嬉しそうか笑顔に、少しドキッとしたのは悪くないと思う。








「遅いぞ、お前たち。」




















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