07

 

【太宰】
「ヤァ、お早う」
 パッと明るくなった視界がチカチカする。
「太宰さん…」
「何だい、今日はデエトするのだろう?」
「そうなんですけど…」
 どうせ心中の場所とか探すのだろう。
「イヤァ、それにしても何だか新婚の夫婦みたいな会話だと思わないかい?」
「えっ」
 予想外の言葉に目が覚める。

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