61
Love and a cough cannot be hid.
【乱歩】
「とける…暑い…」
「その髪を何とかすればいいんじゃない?」
適当に返せば、彼女は豪快に髪を上げる
「あ、涼しい!」
黒髪に隠れていたうなじは白磁そのもの。その白に引き寄せられる唇
「っ乱歩さん!?」
「髪、もう上げれないね」
罪深き肌に映える赤い印。決して誰にも見せやしないよ、
-51-
[
*prev
] [
next#
]
[
TOP
/
栞
]