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【太宰】
 無事に任務を終え、肩までの長さになった髪を整える。「其れ」彼が立っていた。
「イメチェン」笑って見せると、彼はブーツを鳴らして私との距離を縮めた。そして、細い指先で髪の毛先に触れた。
「…とても、綺麗な髪だったのに」
 惜しむような瞳に、触れられた毛先から体へと熱帯びた。

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