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【中原】
 シーツの上で乱れる髪と、制服から覗く白磁の肌に騒ぎ出す本能。
「ちゅう、やさっ」
 熱帯びる瞳が交差すればそれは何かの合図だった。互いの距離が限りなくゼロになると同時に甘く響く声。
「っぁ、んっ」
 誰にも聞かせるわけにはいけない秘密を唇で閉じ込めれば、快楽に溺れて行く。

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