08

 

【山姥】
「あんたが入れたお茶は、どうしてこんなに不味くなる」
「うっ…」
 初めての友人である彼と親交を深める為にお茶を入れた。しかし、彼の眉間に深い皺を寄せる味になったのだ。
「……刀の飲むのだから味なんて関係なくもない」
「え?」
 縁側にコトリと置かれたのは空になった湯のみ。

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