04

 

【薬研】
「薬研!かくまって!」
「ど、どうした大将」
 パタパタと駆け寄って来た彼女は、何故か薬研の白衣に潜り込む。
「大将、俺はこれから内番が」
「しーっ」
 細い指を口元にあてがり、悪戯に笑うには敵わない。
「はあ…俺は甘すぎるのか」
「そんな薬研が好きよ」
 俺もそんな大将が…なんてな

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