09

 

【中原】
「この寝坊助野郎、起き上がれ!」
「痛っ」
 軽く蹴られ飛び起きると、彼が私の顔を覗き込み背後からは朝日がさし込んでいる。
「おは、お早うございます…中也さん」
「手前ェ、今何時だと思ってやがる」
 時計を見れば正午過ぎてる。
「あはは…」
 耳を引っ張られて部屋から出る今日も晴天。

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