08
Love and a cough cannot be hid.
【芥川】
「芥川先輩、眠れないので子守り唄を歌ってくださいませんか?」
「唄?」
茶ぶりをして彼を困らせようとする私を周りは命知らずと呼ぶ。彼を困らせるのが面白いのだ。
「仕方がない、僕の異能『羅生門』で貴様を眠らせてやろう」
「鎮魂歌は頼んでませんから!」
火遊びのようなものだけど。
-118-
[
*prev
] [
next#
]
[
TOP
/
栞
]