【世界崩壊】
『それは予兆のあるもの。その先にそれは起こる。全ては崩れ、跡形も残らず世界は崩壊するであろう。』(予言の書より抜粋)。

【予言の書】
様々な未来に起こる出来事が書かれており、その中には世界崩壊についても書かれている。書名不明作者不明だが、書かれている内容の全てが実際に起こった為に予言の書と呼ばれ、全世界のリーダー達に信仰されている。
失われた言語で書かれており、読み取る者しかその内容を知ることが出来ない。しかしその言語の研究は今も続いており、ギリシア系の言語だと言われている。
異能統合機構が所有、管理している。
*詳細
予言の書の本来の内容は始期の読み取る者(ファースト・リーディングマン)が唯一抜粋できた『それは予兆のあるもの。その先にそれは起こる。全ては崩れ、跡形も残らず世界は崩壊するであろう。』を含めた、『この世は限りのあるものであり、終わりである崩壊は必ずやって来て、異質者(アノモヌィア)が再び集結し、彼らが再び世界を創造する。異質者(アノモヌィア)の世界創造は何度も繰り返されて来た摂理だ。私たちは彼らから聴いた世界の限りある未来を有意義に使う為に、幾多もの未来のうち、現在起こるとされる未来をここに書き留めようと思う。』という内容。これはこの本における著者の最も言いたかったことであり、"解読ではない"。

【世界】
何度も世界の崩壊と世界創造が繰り返されてきた。とりあえずは宇宙規模。何故か人間はよく生まれており、人間はだいたい記憶をリセットした使い回しである。つまり転生のようなもの。

【予言の書の暗号】
予言の書は著者達ギリシャ人の言語ギリシア語で書かれているが難解な暗号によって書かれている。その暗号は著者の1人が覚醒によって得た暗号生成スキルによって作られており、重要な内容ほど難解。故にこれは黒子テツヤが覚醒によって得た解読スキルによってのみ全てを知ることが出来る。その為に一般的な解読をしても内容は分からず、古代ギリシア語で書かれた何かの文章であるとしかわからない。まず一言目がどう読むのかから分からない、その分からないというのが暗号であり、複雑なスキル作用によって認識出来ないようになっている。
それらことを統合機構は知らない。黒子テツヤが統合機構の暴走を感じた時に、自身とチームの素材者(故人)との限界統合(オーバーリンク)によって素材者が発動可能となった、記憶壊変スキル(仮名)により関係者全ての記憶破壊と変換を行って隠蔽した。

【隠蔽の内容】
隠蔽の内容は『黒子テツヤに特別な解読スキルがある記憶破壊』『特別な解読スキルがある記憶破壊』『黒子テツヤが不老不死である記憶破壊』『黒子テツヤが代替わりをする存在であると記憶変換』『黒子テツヤが覚醒した存在である記憶破壊』
つまり黒子テツヤが残したのは『黒子テツヤという人物が創設者である』『黒子テツヤが解読できた内容』『黒子テツヤが読み取りスキルにより予言の書の一部を解読した』
よって生まれた勘違いが『黒子テツヤは読み取りスキルを持っていた読み取る人でありつまりは素材者である』だが、むしろ黒子テツヤはこれを狙っており、理由はこれ以上指揮者を覚醒させない為である。覚醒した指揮者は異質者と深い関係なることがあり、その関係によって覚醒の真実を知ることがある。それによって黒子テツヤは覚醒の真実の全てを今吉翔一から聞いている。
問題は新たな記憶の『黒子テツヤは代替わりをしている』のために黒子テツヤのボスとしての権限が減る一方であること。
統合機構は読み取る者によっての内容読み取り研究と解読研究を同進行で行っている。しかし読み取る者のスキルでは予言の書に書かれた未来の出来事しか読み取れない。

- ナノ -