百花学園

 全寮制の女子校であり、小中高一貫校である。長い歴史を持つ由緒正しい学園。1学年100人ほどが在籍し、全校生徒で1200人ほどが在籍している。それぞれ初等部、中等部、高等部と呼ばれる。
(在籍数は初等部<高等部)

 地理としては東京の山の中腹にあり、生徒たちが街へ降りることはまず無い。教員も殆どが学園の教員寮に寝泊まりしている為に街に降りない。往き来するのは購買に品物を納める業者ぐらいである。

 クラス分けは全てA組B組C組と特別クラスのS組となっている。クラスは持ち上がり式であり、特別クラスは個性の強い生徒が集められる10人ほどのクラスである。

 制服は幾つかあり、生徒が自由に選んでして着用出来る。ただし公式の場では白のブレザーに黒い靴と規定されている。

 また、親しい上級生や憧れの上級生を苗字にお姉様と付けて呼ぶ習わしがある。その中でも自分のイニシャルを自ら刺繍した制服のリボンタイを交換した上級生と下級生は姉妹(スール)となる姉妹制度が存在する。下級生は姉妹となった上級生を名前にお姉様と付けて呼び、姉妹となった下級生を上級生は名前のみで呼ぶ決まりがある。姉妹制度は上級生が下級生を導く役割を担う為の制度とされている。

 人気生徒は本人に合わせた花の名前で呼ばれることもある。また、新聞部主催の人気投票で一位になった生徒は白百合の君と呼ばれる。大人に隠れて行われる裏人気投票で一位になると黒百合の君と影で呼ばれるようになる。花の名の中でも白百合と黒百合は特別格なのである、

- ナノ -