ミナキ

水吸蝶(みずすいちょう)の蟲人形。蟲人形になる前はマツバの祖父が所有していた外国の人形であった。また、彼からミナキの名を与えられている。風があれば宙を歩くことができる。餌は水。
胡桃色の髪と瑠璃色の瞳の青年。収納可能の色鮮やかな蝶の羽と触覚を持つ。
水吸蝶は水を吸う蝶。夏の暑い日などは水を吸う蝶の姿を見かけるが、水吸蝶は年中冷たい水を吸う姿を見かける。花の蜜も吸うようだ。

両手サイズの繭から羽化した、マツバと同サイズの蟲人形。自分を愛でてくれたマツバの祖父を父と愛し、その祖父の大切な懐中時計を羽化したてで口にする。マツバの祖父の部屋に居たり、書物を読んでいることが多い。マツバから愛を注がれ、不調知らずで艶やかに存在する。ミナキもやがてマツバを愛するようになる。

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