■ 03.銃を構える

 季節は夏。とても暑い。今朝出たポケモンセンターで、真夏日だとテレビキャスターが伝えていたのを見たことを思い出す。天気予報は大当たりね。
「水遊びするわよ!」
 マスターがそう言って立ち上がる。モンスターボールを、さっと出して皆を外に出す。私はマスターの元に元々いたのよ。マスターが涼を取りたいと言うから。水タイプは常にひんやりとしているものね。
「じゃあ皆目の前にある川にダイブ。あ、シャンデラは入らないか。」
《あたしはほのおタイプよ!猛暑なんて気にならないわ!でも入ってっていうなら》
《ツンデレ乙》
《グラードン!!》
「そうだグラードン日陰担当ね」
《水には入るからな、俺だって暑い》
《わーいお水だあ!ミロカロスも入ろう!》
《ええそうねリーフィア。マスターも行きましょう》
「当然!」
 マスターは思いついたように鞄を漁りだす。そして目的のものを見つけてそれを私たちに向けた。
「こんなものがあるんだけど、」
 その手には水鉄砲。
「皆で遊ぶよ!」
《うわこれ俺が標的になるパターン…》
 銃口は日陰担当グラードン。さあ楽しいチャンバラごっこの始まりね。



03.銃を構える
バトルな動作
だいすき!!


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