タイトル:空港式迷宮
ジャンル:クロスオーバー/名探偵コナン/原神
要素:事件、なんちゃってミステリー風味、不可思議、元素はある

※サクサク進めるためにほぼ会話文です。

カーヴェ…建築デザイナー。休暇として一年前から日本に来ている。
メラック…万能スマホ。元素で動いてる。

江戸川コナン…小学生。名探偵。不可思議(元素も魔力も)を無効化する。
沖矢昴…大学生。FBI。赤井秀一。カーヴェはFBIのもの。
安室透…探偵。喫茶ポアロのアルバイト店員。公安。バーボン。降谷零。カーヴェは日本人。

毛利蘭…高校生
鈴木園子…高校生
世良真純…高校生

アルハイゼン…FBIの非戦闘員。カーヴェは人間。
ナヒーダ…???

旅人…双子揃っている。パイモンもいる。元素案件担当。七神の居場所を把握している。

七神…ナヒーダはFBIと共にいる。彼女以外は現在不明。どっかにいる。

魔女界…まじ快要素。カーヴェ母はイギリス魔女。

愛の種…カーヴェの性質と魔女の血と元素が噛み合ってしまった故の幻覚、幻想、催眠。探偵、神の目持ち、魔女には効きが悪い。名探偵には一切効かない。犯罪者、心の不安定な者の深層心理に巣食った光であり、闇。寵愛の呪い。庇護の呪い。それらの牙は全て、カーヴェへと向き、蝕み、しかし巡り巡ってカーヴェの益となる。なお、カーヴェに愛の種の意図は一切ないので認識に齟齬がある。


・・・


 輝く星の、影。
 そこに価値を見出したならば、それは解ではない。
 探偵が目指すのは真実、ただ一つ。

 真実に辿り着けるのは、名探偵、ただ一人。


・・・


 恐ろしいことが起きようとしている。
 少女はかたかたと震える。
「はやく、はやく師匠にいわないと、」
 でも、ここは。
「たすけて、師匠っ」


・・・


 空港。カーヴェは道行く人を見ている。いない。
 アルハイゼンから言われたお客様、まあ、おそらくFBIの関係者である。その人を迎えに来たわけだが。
「いない……」
 カーヴェは嫌だなと席を立つ。メラックの画面を付ける。約束の時間はとうに過ぎている。飛行機に遅れはない。じゃあ、確実に何かあったのだ。
「どうしたんだろ、コレイちゃん……」


・・・


 コナンは蘭、園子、世良と空港に来ていた。京極を見送ったところである。すぐ帰るかと話がまとまりそうなところで、コナンが気がついた。蘭も、あ、と口にする。
「カーヴェさん!」
「え、カーヴェさん?」
「誰?」
 世良は名前は知らないんだなとコナンは思った。案の定、カーヴェの姿を確認するとゲッと顔を顰めた。
 カーヴェはひらりと振り返る。いつものシャツとスラックスだが、真っ赤なコートが派手なのによく似合っていた。
「やあ、蘭さん、園子さん。そちらは?」
 見知らぬフリをしている。世良はすぐに話を合わせた。
「ボクは世良だよ」
「そうか。僕はカーヴェ。蘭さんとは友達だよ、よろしくね」
「お兄ちゃんって昔は呼んでたんだよ」
「僕もうアラサーのおじさんだからね」
「あ、アラサーなの? その見た目で?」
「まあ、僕の見た目に関しては親譲りとしか」
「誰かと待ち合わせですか?」
「お仕事かなあ?」
 園子とコナンの指摘にカーヴェはへらりと笑う。
「いや、知り合いの娘さんを迎えに来たんだ。日本語にまだあまり慣れてないし、案内してほひいって頼まれて」
「ふうん。どんな子なの?」
「日本で言うなら中学生ぐらいかな。緑色の髪をしてるよ」
「迷子なら案内所行ってみましょう!」
「そうだね、保護してもらってたらいいんだけど」
 戸惑いがちのカーヴェに世良は、ねえと口にした。
「約束の時間とかあるの? 飛行機で来たなら、時間は決まってるでしょ?」
「うん。約束は30分前かな。ただ飛行機の便からして、1時間前には日本に来てると思うんだけど」
「1時間前……」
 世良がふむと考える横で、蘭と園子は案内所に行きましょうとカーヴェを急かした。コナンはすいっと外を見てみる。晴天。飛行機は正常に動いている。遅れはない。

 案内所にはそれらしい子は来ていなかった。
「どうしたんだろ、コレイちゃん……」
 どうやら、コレイという女の子らしい。


・・・


 人が行き交う。雑踏の中、安室は世良を眺めていた。ただ、それだけだったのに。
 コナン君とカーヴェさんがいる。
 駄目だろ。安室と降谷とバーボンの三面で思う。
「はあああ……」
 何かあるぞ。安室は気を引き締めた。


・・・


「コナン君、少し三人を頼むよ」
「うえ、カーヴェさん、何するんだよ」
「何って、電話をしようと思って。知り合いの方に何かなかったか連絡してみるから」
「おー、分かった」
 そうしてカーヴェは一人で少し離れてメラックを起動した。

「アルハイゼン、少しまずい」
『どうした』
「コレイちゃんがこっち来るんだろ? いない」
『……誘拐か?』
「分からない。そっちで何かあったか?」
『何もないが、』
「うん」
『旅人から今、連絡が来た。日本、空港。コレイの反応。ああ、カーヴェ、分かった』
「嫌な予感がする」
『秘境が出現した』
「最悪だ!」


・・・


 雑踏、カーヴェの姿が掻き消えた。


・・・


 最初に気がついたのは蘭だった。
「ねえ、何か変じゃないかな」
 何が。世良は問いかける。
「分からないけど、なんだか、人が多いよ」
「そうね。こんなに人、いたかしら」
 世良は頭痛がした。違和感が走る。
「待って、コナン君とカーヴェさんがいない!」
 コナン君。
 頭がクリアになる。雑踏が消えた。世良は周囲を見渡す。空港だが、外は見えない。否、窓の外はある。そこは夕焼け空が広がっていた。

 蘭と園子もいない。コナン君も、カーヴェさんもいない。

「きゃああああ!!」
 女の子の叫び声がした。世良はすぐに駆け出した。

 女の子が震えていた。部屋の奥でかたかたと震えている。緑色の髪。
「大丈夫?」
 日本語で声をかけるが、その女の子は顔を上げて、世良を見てあわあわと慌てた。
「大丈夫?」
 英語で話しかける。すると、ほっとしたように声がした。
「だ、大丈夫! 怪我はない!」
「きみの名前を聞いてもいい? ボクは世良」
「世良さん、だな、おぼえたぞ! ええとコレイ、です」
「カーヴェさんの探してる人だね」
「カーヴェさんと知り合いなのか?!」
「さっき少しね。この訳のわからない場所から脱出しないといけないけど」
「うう。あたしが日本にこなければこんなことには」
「きみのせいなのかい?」
「ちがう! でも、変なのはたいてい、あたしが」
「じゃあ大丈夫だろ。あまり気負わないで。さ、行こっ!」
「わ、わあ!?」
 世良が腕を引っ張ると、コレイはすんなりと立ち上がって、たったと共に走り出した。


・・・


 空港全体がおかしい。カーヴェは眉を寄せる。旅人は駆けつけたらしいが、どうやら階層になっているようだ。空港の秘境化である。笑えない。
 カーヴェはメラックを完全に起動して、神の目を確認する。元素の使用許可は出た。
「コナン君はおそらく弾かれるというか、弾く」
 問題は。
「蘭さんと園子さんは消えた人々と同じだ。昏睡状態かもしれない」
 ええと。
「世良さんは、何なんだ?」
 立ち止まるわけにはいかないので、カーヴェは秘境探索に乗り出した。


・・・


「うわあ! 世良さんすごい!」
「まあ、扉を壊すぐらいならね!」
 世良は迷宮のような空港をコレイと探索していた。コレイは基本的についてくるだけだが、気になったものはすぐに世良に教えてくれるので助かる。世良は自分の感覚が鈍っていることを自覚していた。明らかに体調不良である。
「日本の空港って綺麗だなあ」
「同意するよ。だいぶ変なことになってるけど」
「う、うん。なあ、あれなんだ?」
「鑑賞樹じゃないかな。って、これ生の木だな」
「生きてるぞ?!」
「普通はここに置かないよ」
 ということは、と、世良は細い木を調べた。
 ちゃり、と鍵があった。これは明らかに、世良のバイクの鍵だ。なお、空港までにバイクは使っていない。
「なんだそれ? 鍵?」
「うん。たぶんボクのバイクだね」
「世良さん、ばいく乗れるのか?!」
「乗れるよ?」
「すごいぞ! 師匠が難しいって言ってた!」
「師匠?」
「あ、えっと、せんせい」
「ふうん」
 世良はとりあえずバイクの鍵を手に、コレイの手を掴む。
「じゃあ次の部屋に行こうか!」
「う、うんっ」
 二人でたったかと進む。


・・・


 カーヴェは息を吐いた。
「何でここにいるんだい、安室さん?」
「いやあ、あはは」
「それとも別の呼び名かい?」
「安室でいいです」
「よろしい」
 秘境の中に安室が紛れ込んでいた。完全に紛れ込んでいるだけなのか、どうにも体調不良に見える。一般人ではないとは知っている。それでいて、秘境(不可思議空間)に紛れ込めたのなら。
「安室さんは探偵?」
「一応、見習いですよ」
 なるほど。名探偵は弾かれても、探偵は弾かれない。むしろ、秘境は探偵を招き入れたようだ。この世界は名探偵を中心に、探偵の真実への追求で構成されている。とは、アルハイゼンが以前言っていた。ならば、探偵をある種のエネルギー源としているのかもしれない。
「安室さん、体調は?」
「少し体が重いぐらいです」
「頭痛、吐き気、めまいは?」
「ありますねえ」
「はあ、動かせないな」
「カーヴェさんをこんな変なところで動かせないです」
「僕は平気だよ」
 メラックを手に持って操作する。変なことはできない。カーヴェが動き回った範囲で秘境のマッピングをして、旅人たちに送信した。
「カーヴェさんは平気なんですか? 体、丈夫ではないでしょう?」
「ここは平気だよ」
 嘘である。メラックを起動し、神の目を使っているのだ。元素力を回しているからこそ、カーヴェは一人で探索できたのだ。
「さて、安室さん。救援を待ちながら、お喋りでもしようか」
「救援が来るんですか?」
「来るよ」
「どうして確信しているんですか?」
 カーヴェはううむと唸る。旅人一行のことを言わないように説明するには。
「古い友人が来る、かな。多分直接会うことはないけど」
「海外でのご友人ですか?」
「まあそんなところ」
 へら、と笑って、さて雑談しようかとカーヴェは口にした。


・・・


 世良はぜえぜえと荒く呼吸する。コレイが焦って未開封のペットボトルを渡してくれた。中身は水らしい。
 こくこくと飲んだ。ただの水だ。
「平気か?」
「うん。なんとか。走れそうにはないかな」
「うう、ここからはあたしが頑張るぞ!」
「ボクも頑張るよ」
 コレイが引っ張る。世良は続いた。
 まだ幼いコレイの手が、とても頼りになるものに思えた。


・・・


「あ、来た」
 カーヴェが思わずと言った様子で口にする。安室は霞む意識で、はあと、返事をした。カーヴェは体調不良は無いらしい。よどみなく話していく。
「メラック、この階層に旅人は? うん。いいね、そのまま」
「カーヴェさん、」
「安室さん、意識を無理に保たなくていい。厳しいだろう」
「でも、カーヴェさんは、守らなきゃ、」
「大丈夫、安心して。僕だって何も出来ないわけじゃない」
「カーヴェさん、頼むから、」
「うん」
「僕を、1人にしないでくれ、」
「ちゃんと一緒にいるよ」
 ね、ゼロ。
 そう言われただけで、ひどく安心してしまって。
 かくん。意識が途切れた。


・・・


「カーヴェ」
「アルハイゼン、遅い」


・・・


 世良とコレイは広い部屋に出ていた。コレイはギミックを見る。高い位置にスイッチがあった。バイクがある。
「世良さんっ、ばいく乗れるか?」
「うん、なんとか。何するんだい?」
「ばいくで走ってくれ! えっと、あの高台を飛びたい!」
「はあ?!」
「それだけでいいぞ! あとはあたしがやる!」
「なにを」
「世良さん、頼む」
 コレイの頼みに、世良は仕方ないなとバイクの鍵を手にした。

 バイクに跨り、コレイが後ろに乗る。世良が走らせる、コレイは徐々に立ち上がって、神の目を動かした。弓矢が現れる。世良は前だけを見ている。大丈夫。バレない。コレイはバイクが高台から飛び跳ねた瞬間、矢を放った。
「いっけー!!」

 ギミックが解除された。


・・・


 旅人達は最下層にいた。旅人双子と、セノとティナリだ。
「全部屋解除されたよ」
「最終ギミックが発動したぞ」
「セノとティナリはアタッカーで」
「俺たちはサポートするから」
「いいよ。さっさと終わらせようか」
「審判の時だ」
 敵は、巨大な急凍樹だ。


・・・


クリア!


・・・


 世良は目を覚ます。雑踏の中にいた。手を繋ぐ少女がいる。
「世良さん、大丈夫か?」
「あー、うん。きみは?」
「あたしはへいきだ! じゃあ、もう行くな!」
 たったと少女が去って行く。世良は待ってと声をかけようとしたが、少女は雑踏に消えた。


・・・


 安室は目を覚ます。世良が一人で立っている。コナンもカーヴェも周囲にいない。
 何となく安心して、それから、さりげなくカーヴェを探した。人の合間に、緑色と赤色のひらりとしたものが見えた。
 誰かといるのかと目を凝らすが、カーヴェの赤いコートが揺らめいているだけだ。
「一緒に居るてくれるんじゃなかったのか」
 何となく、口走ったそれに、らしくないなとその場を離れた。


・・・


「あ、カーヴェさんから連絡きたよ」
「えー、どこどこ?」
「えっと、女の子と合流できたって。時間がないから先に行くみたい」
「私ら、帰るだけなのにー」
「女の子、海外の子らしいから色々あるのかもね」
 コナンの指摘に確かにと蘭と園子は頷いた。
 おおいと、世良が駆け寄る。いつの間にか離れていたらしい。
「あれ? カーヴェさんはどこ?」
「カーヴェさんは知り合いの女の子と合流できたから先に行くって」
「私らも帰ろっか」
「うーん、ボクは」
「何かあったの?」
 きょとんとコナンが聞く。世良は周囲を見ていた。
「ねえ、女の子、いなかった?」
「女の子なら沢山いるわよ」
「人が多いから……知り合いでもいたの?」
「いやー、そう言う訳じゃないんだけど」
「歯切れが悪いね!」
 にっこりとコナンが笑うと、世良はあははと笑った。
「まあ、今回はそれでいいや。帰ろう!」


・・・


「カーヴェさん、おこってるか?」
「いや全く」
「じゃあ、なんで手をつないでるんだ?」
「はぐれないようにね」
「ううっ」
 まったくもう。カーヴェは息を吐いた。
「僕はアルハイゼンが助けに来たし、秘境は旅人たちがクリアしたよ。でもコレイちゃんも無茶したんだって? しかも世良さんを連れ回して」
「だって、世良さんいいひとだったから、その」
「悪いとは言わないよ。ただ、待っていた僕が馬鹿らしいな。僕も何かしていたら」
「カーヴェさんはその、マップつくったんだろ?!」
「二階層の半分程度だよ」
「あたしは三階層をめぐってたんだ! だから、カーヴェさんの探索で、その、旅人たちも助かったと思う」
「ギミックも大して解いてないし」
「あたしとおなじくらい解いてたって聞いたぞ!」
「まあ、うーん」
「だから、うう、」
「コレイちゃんは落ち込まないで。はああ、僕もまだまだだな」
「そんなことない! あたしが日本に来たのはカーヴェさんのお手伝いなんだからな!」
「ホームステイだよ。お客様に手伝いはさせないからね」
「むうう」
「で、中学校でやっていけそう?」
「日本語が難しいぞ……」
「まあ、学年は違うけど、笠君のいる学校だから」
「笠君?」
「少しぶっきらぼうだけど、いい子だよ」
「そうなのか」
 頑張るぞ。コレイはふんすとカーヴェの手を掴む手に力を入れた。カーヴェは、苦笑しながら、家に着いたら日本語の最終チェックをしようかと言ったのだった。


・・・


「やあ、アルハイゼン。カーヴェの調子はどうだった?」
「まずまずだな」
「コレイの滞在は三ヶ月だ。その間に彼女はやるべきことが山ほどある」
「カーヴェならカバーできるだろう」
「ならいいけど。カーヴェは一人だったんでしょ? よく一人であそこまでやったね」
「秘境探索は一人だったようだな」
「うん?」
「誰かいたのか」
「カーヴェは人と一緒にいた。例の男だ」
「ああ、日本の」
「えっ大丈夫なのそれ?」
「平気だろう。そもそも男は秘境に体が耐えられていなかった」
「そんなに?」
「過労状態だったか?」
「心理的なものだ。カーヴェの言葉が効いたらしい」
「……幼い頃に会ってたんだっけ?」
「ふむ」
「言葉には気をつけるように言っておいた」
「アルハイゼンが言うと重たいね」
「カーヴェはそうは思わないだろうが、重いな」
「あと、加えて言うならば」
「うん」
「なんだ?」
「同居した時にその男がうるさそうだ」
「ああ」
「情報に気をつければいい」
「はあ、面倒だな」


・・・


タイトル:空港式迷宮
ジャンル:クロスオーバー/名探偵コナン/原神
要素:事件、なんちゃってミステリー風味、不可思議、元素はある

カーヴェ…建築デザイナー。休暇として一年前から日本に来ている。コレイのホームステイを引き受けた。コレイの正体は、知らされてはいないが、察してはいる。
メラック…万能スマホ。元素で動いてる。

江戸川コナン…小学生。名探偵。不可思議(元素も魔力も)を無効化する。秘境は弾くし、弾かれる。
沖矢昴…大学生。FBI。赤井秀一。カーヴェはFBIのもの。
安室透…探偵。喫茶ポアロのアルバイト店員。公安。バーボン。降谷零。カーヴェは日本人。

毛利蘭…高校生
鈴木園子…高校生
世良真純…高校生

アルハイゼン…FBIの非戦闘員。カーヴェは人間。
ナヒーダ…???

コレイ…幼少期にFBIのティナリに保護された。現在は潜入員として訓練している。スメール食事会組に懐いている。カーヴェのところへはホームステイの名目で潜入捜査の訓練にきた。世良にとても懐いた。

ティナリ…表向きは植物学者。実際はFBIの植物調査員。凶悪事件に使われた危険な植物を様々な角度から調査するのが主な仕事。コレイの保護責任者。

セノ…FBIの戦闘員。実際は前線で指揮をする特殊な指揮官。幼いコレイを見つけて保護した張本人。

旅人…双子揃っている。パイモンもいる。元素案件担当。七神の居場所を把握している。秘境探索もお任せ!

七神…ナヒーダはFBIと共にいる。彼女以外は現在不明。どっかにいる。

魔女界…まじ快要素。カーヴェ母はイギリス魔女。秘境の出現は魔女界も問題視している。

愛の種…カーヴェの性質と魔女の血と元素が噛み合ってしまった故の幻覚、幻想、催眠。探偵、神の目持ち、魔女には効きが悪い。名探偵には一切効かない。犯罪者、心の不安定な者の深層心理に巣食った光であり、闇。寵愛の呪い。庇護の呪い。それらの牙は全て、カーヴェへと向き、蝕み、しかし巡り巡ってカーヴェの益となる。なお、カーヴェに愛の種の意図は一切ないので認識に齟齬がある。

秘境…わりとどこでも何でもある不可思議なやつ。神の目持ちが最も活躍できる。魔女と探偵は入れるか判定が毎回ブレる上に、入ったら能力低下させられる。一般人は基本的に無力化される。名探偵は弾くし、弾かれる。今回は空港の秘境化だった。今回は愛の種の集団意識を元に形成、探偵二人のエネルギーを吸って実体化していた。コレイは何も悪くない。

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