きみへの理解のその先へ『代理戦争』/カーヴェ受け/性別は男性で、性自認が女性で、性的趣向が男性のカーヴェくん。だったのが、肉体が女性になった為性別一致しました/能力はサポート特化と捏造しました。武器すら持ってないよ。持てないよ。自己犠牲型博愛要素含みます/旅人(蛍)、ジン、リサ、綾華、コレイ
ルームメイト組が仲良しです(notCP)
誰落ちだ……?
※カーヴェはわりとマジで何も知らない。
※アルハイゼンが恋愛感情ではなくカーヴェの後方父親面してます。
※女性陣からは総愛され(友情)です。初期値からカンストしてる。
※女性陣で恋バナというか推しCP討論会です。
推しCP
旅人(蛍)→鍾離×カーヴェ
ジン→ディルック×カーヴェ
リサ→ガイア×カーヴェ
綾華→綾人×カーヴェ
コレイ→ティナリ×カーヴェ
可能性
セノ×カーヴェ(ナヒーダが推してる)
タルタリヤ×カーヴェ(旅人としては此方もアリ)
トーマ×カーヴェ(綾華としては此方もアリ)
※実装前幻覚です。
・・・
八重によるカーヴェの物語は大変に売れていた。勿論、それとなく本人とは一致しないようにフェイクは混ざっている。それはそれとして。そもそもまだカーヴェは誰かを選んでいないのである。
「カーヴェお姉様にはぜひお兄様のお嫁さんになってほしいのです!」
そして堂々とお姉様と呼びたいのですと綾華は語る。
ここはアカツキワイナリー、小さな庭。アカツキワイナリーにありながらも、ナヒーダの管轄であるそこで、女性達は秘密のお茶会を開いていた。
「そ、それなら師匠と! そしたら、あの、ちゃんとお姉ちゃんって呼んでもいいと、思うから!」
コレイの主張に、そうなのねとリサは微笑む。
「ガイアとの仲も良いようだけれど? 今日も花束を持って出掛けて行ったわ」
「それなら、せんぱ、ディルックとの婚姻だって良いだろう。とてもお似合いの姿に見える」
旅人はどうなの。リサの問いかけに、それならと旅人はきっぱりと答えた。
「鍾離先生」
「えっ?」
綾華がぽかんとする。旅人はだってと言う。
「ずーっとサポートしてるんだよ? 私にカーヴェの体質を教えてくれたのは鍾離先生だったし……あと妥協するならタルタリヤ」
「いや何で?!」
コレイの言葉に、それはねと旅人は言う。
「幼女姿のカーヴェの扱いがちゃんとしてたから」
「ああ、あの、秘境のような何かか」
「そうそう。あのシーンは私が証言して、八重が手を加えたんだよ」
「あら、わたくしはセノが良いと思うけれど」
「ナヒーダ?」
ちょんとナヒーダが甘味のマカロンを摘む。まだ調整があるの、と自己主張だけして庭の中央へと戻って行った。
「妥協、なら、トーマでしょうか」
綾華の発言になるほどねと旅人は頷いた。
そもそもだ。ジンは言う。
「今、定期的に会ってるのはディルックかガイアだろう?」
「そうでもないよ。ちょっと前に鍾離先生と璃月を二人旅してた」
「何でだ?」
「さあ?」
コレイの尤もな疑問に、旅人は首を傾げた。
定期的に会うなら師匠だってそうだとコレイはそのまま主張した。
「師匠とお姉ちゃんは、仲良し、なんだ、ぞ! よく会って、元素の検査してるみたいだ!」
「でもあくまで医者としてじゃないかしら?」
「うぐっ」
「ガイアは子供の頃に摩訶不思議な形で互いに会ってたのよ。それこそ運命的だわ」
「運命でも偶然でもなく、必然的だし、それこそナヒーダの導きにもみえるけれど?」
「まあ、そうね。でも愛の形のひとつに変わりはないわ」
「ディルックとの出会いこそ運命じゃないか? 夜に倒れているところを助けた、命の恩人だ」
「命の恩人には同意します。でも、お兄様にとっても、お姉様は恩人であり、運命です!」
「鍾離先生の気に入り具合もなかなかだよ」
女性達のかしましいやり取りに、ナヒーダは平和ねと嬉しそうにしていたのだった。