リカ

【野村刀 リカ】
性別−女性
年齢−15歳(初期)
身長−高い
髪と目−肩ぐらいの茶色の髪とピンク色の目
服装−男子制服
家族構成−祖母?
覚醒−不要
趣味−仕事
日課−ティータイム
特技−不眠不休

登場作品−

一人称は私。完全に左右対称な、誰もがこの世で最も美しいと評価せざるを得ない完全なる肉体の持ち主。
人間ではなく、人形と呼ばれる人造人間(ホムンクルス)であり、その作り手は創造主みどり。みどりはリカの祖母を自称する。
生命エネルギーは肉体が完全に近いほど保持できる量の上限が高い。普通は魂の質量に対し1%の生命エネルギーを生成、所持する。
リカは無限に湧き出る特殊な生命エネルギーを保有するために肉体を作られ、魂を埋め込まれた。

覚醒とは創造主世界の、世界群の中の、一つの世界で可能な戦闘手段。初覚醒・逆覚醒・真覚醒があり、初覚醒と逆覚醒は暴走の危険性がある。実は異界の自分とコネクトする離れ業であり、リカは膨大な生命エネルギーを幻術(香魔法)として自身が操作できる為に覚醒を必要としない。

時は遡る。神の世界での、人間と神々の大戦争。その中で母なる海の神が哀れな人間達に神々の秘密を教えてしまう。それにより戦況は反転、人間の猛攻に耐えきれず、神々は魂に姿を変えた。海の神は嘆き悲しみ、それを四神(未来過去空間時間)の一柱たる過去の神は見過ごすことができず、海の神の肉体に神々を眠らせた。そして海の神の体はパラレルワールドに、魂は転生させ、記憶は海の底に沈めた。そうして戦争を止めた過去の神は力を使い過ぎて、命が尽きてしまいそうになる。過去の神は最後の力を振り絞り、己の魂を二つに分け、片方を眠らせ、片方を長い輪廻に乗せた。過去を司るものは過去が多ければ多いほど強い力を持つ。長い輪廻により膨大な力を蓄えたその半分の魂を生贄に、過去の神自身が復活する為だった。
その膨大な力を蓄えた半分こそが、リカである。

リンネ本編で、リカは愛の裏切りを決定打に、過去の神の復活の為の生贄として死ぬことになる。
しかしリンネの主人公も周囲もそれを認めることが出来ず、リカを吸収した創造主みどりの元にリカを取り戻しに向かう。
そしてリカを取り戻したリンネ本編はハッピーエンドで終わるが、それが最大の悲劇の始まりであった。

二つに分かたれたものは引かれ合う。過去の神とリカは元は同じ存在。それが同時に存在し、転生を重ねることで複数の世界に不和が生じる。
やがて、別々の世界に転生した二人は互いの住む二つの世界を引き寄せてしまい、衝突、爆発を起こしてしまう。意図せずに世界を破壊し、二つの世界に生きていた全ての命を殺してしまう。
過去の神とリカは同一となり、傍らには爆発によって生まれた新世界がいた。
よって、彼女は新世界の創造主となった。


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