チリオモ/学パロ/ポケモンはいる/notパルデア/タイトル未定13/つづくといいな


早朝の寮。
誰もいない部屋。
朝食の時間。
誰もいない大食堂。
午前の授業。
誰もいない教室。
昼休み。
誰もいない中庭。
午後の授業。
誰もいない教室。

夕方、黄昏時。
そう今こそが、黄金の時代。

終わらせよう、全てを。

ゆめのなか、への、干渉。
これはこの"オモダカ"の、最初で最後の仕事。
「このゆめを。終わらせましょう」
 胸ポケットから取り出した、銀の鍵を、使う。それはオモダカのはらのなか、時空間を開く。
 暗黒に星々が煌めく宇宙の中。そこへ、ゲアラハが入っていく。ふたりが同一となり、この"ゆめ"は終わる。

「おかえりなさい、もうひとりのわたくし」

 これで、漸く、宇宙は一つになった。

- ナノ -