◎生物と家庭科の先生たち@姫鶴+エース


姫あず♀前提姫鶴+エース/とうらぶ+ツイステ/inツイステ/後天性女体化


 小豆が短い髪を揺らす。髪が長いとすいーつ作りに邪魔だから、らしい。姫鶴は、綺麗なのに勿体無いと思う。
「姫鶴センセー何してんの?」
「ああ、エース? あつきを見てんの」
「え、どこ? 遠くない?」
「目がいいんだよね。で、課題の提出?」
「はい。実験結果ですっと」
「結果が出てんならいいんじゃね」
「急に雑」
「あつきがこっち見たー、やっほー」
「あ、どーも」
 遠くでひらひらと手を振る。小豆は刀剣男士ではなく、刀剣女士だ。こちらの世界に来てしまった時に、姿が変わっていた。
 実のところ、こちらに来た当初は髪が長くなっていたのだ。それをばっさりとベリーショートにしたのである。髪を切ったクルーウェルが、勿体無いと繰り返していたことを思い出す。それは姫鶴としても同意だった。
「で、姫鶴センセーと小豆さんって付き合ってんの?」
「別に?」
「え、そうなの? やたら距離感近いし、てっきり……」
「えーっと、片思いってやつ?」
「うっそだあ」
 絶対に両思いじゃん。エースの言葉に、姫鶴はそうかもねと息を吐いた。

12/21 19:58

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