▼2023/12/20(17:27)
お知らせになります。
女体化アルカヴェwebオンリーでます!
ウサギのお茶会 兎喜@ふじ尾
A-8
にょたゆり(攻め受け双方女体化)
長めの三本
→ただのルームメイトです!
にょたゆりアルカヴェ/両片思いが恋仲になるまで/切ない/R18
→例えばこんな夜に
にょたゆりアルカヴェの夜事情/R18
→わたくしたちの王子様とお姫様
にょたゆりアルカヴェ/現パロJK幼馴染/長身スレンダー王子様美女後輩×合法口リ巨乳淫乱先輩/後輩は先輩限定で変態/R18
短編三本
→赤ゼン♀がいる現パロ学パロです。
全てweb展示のみ、全てR指定なので大人の方のみどうぞー!
イベントが終わったらサイトに持って来ます。
少し形式に迷っているので、サイトへの掲載は遅くなるかもです。
イベント当日よろしくお願いします。
以下サンプル
・・・
→ただのルームメイトです!/1.しあわせのゆめ
ゆめをみた。しあわせなゆめをみた。
カーヴェの母がいる、父がいる。カーヴェは楽しくなって、たくさん笑った。笑って、笑って。そして。
ただの、しあわせなゆめだった。
目が覚める。ここには、母も父もいない。ああ、ここは、アルハイゼンの家だ。カーヴェは、そっと、空虚なシーツをなぞる。アルハイゼンとカーヴェの家。僕らの家。そうは言うけど、カーヴェは本当にこの家に住んでいていいのか分からなくなる。
カーヴェは邪魔だろうに。アルハイゼンはカーヴェがこうして居なければ、誰かと交際して、結婚して、家庭を得ているのではないか。
分かっている。カーヴェは借金を背負っていて、仕事があると、いつも不摂生する。こんな風だと一人じゃ危険だよ。誰かに言われた気がする。あれは誰だったか。別に誰でもいい。ただ、アルハイゼンの未来を奪っていることは事実だ。
幸せになりたかった。父さんと母さんのような幸せを得たかった。"家"を作りたかった。
アルハイゼンには、幸せになってほしかった。
そろそろ朝食を作らなければ。カーヴェはのろのろとベッドを出て、朝の支度を始めた。
味だけではなく、見た目にも美しいご飯を作って、カーヴェは満足し、笑う。アルハイゼンはそろそろ起きてくるだろう。今朝の思考回路からして、今日のカーヴェは少し調子が悪いから、彼女と会わないほうがいい。さらさらと紙切れにメモを残して、自分の朝食を箱に詰めると、てってことメラックと外に出た。
カーヴェが現場を周り、仕事から帰ると、アルハイゼンが帰っていた。早いな。カーヴェはきょとんとする。
「アルハイゼン? 今日は早いんだな」
「俺は必要のない会議だったからな」
「きみねえ、ちゃんと仕事はしろよ。夕飯は今から作るから」
「きみは、何か夢でも見たか」
思わず動きを止める。そんなカーヴェに、アルハイゼンは真っ直ぐな目を向けていた。
「今日の朝食は、少し違う味がした」
「そ、そうなんだ」
カーヴェはコートを脱いで、エプロンをつける。大丈夫、大丈夫。
カーヴェは、まだ、アルハイゼンの幸せのために、離れることが、できる。
・・・
→例えばこんな夜に/にょたゆりアルカヴェ/1.優しくして
夜のにおいがする。カーヴェはくんと鼻を鳴らした。アルハイゼンは静かにカーヴェに寄り添う。
「窓が開いてる」
「閉めてくる。換気ならもういいだろ」
「うん」
カーヴェはさっさと立ち上がって、窓を閉める。振り返ると、月明かりとランプに照らされるアルハイゼンがいた。
こういう静かな夜には、アルハイゼンはカーヴェと共に居たいらしい。カーヴェとしては全く分からないが、彼女にとっては大切なことなのだろう。
だって、アルハイゼンは理由のないことはしない。そんな決めつけとレッテルが、カーヴェの中にはあった。
「きみ、少し痩せたか」
「ああうん。まあね」
「カーヴェ、おいで」
意図がわからないが、カーヴェはアルハイゼンの腕の中に収まる。彼女は嬉しそうに、カーヴェの髪を撫でていた。
「きみと俺は恋仲だ」
「そうらしいね。酒で酔っ払ってたのに、あの時は酔いが醒めたよ」
「それは良かった」
「きみねえ、」
「きみには、無いことにしてほしくない」
これでもね、アルハイゼンは言う。
「緊張したんだ」
「きみが?」
「そうだよ」
いつだって、きみがどう反応するか分からないから、と。
アルハイゼンは皮肉屋だけど、優しい。分かりにくい優しさがある。さらには、何でも器用にこなすくせに、少しは不器用なところもあるらしい。カーヴェは眉を下げる。
カーヴェの自罰意識はある程度の改善が成されたが、まだ残滓はある。
思う。彼女にこそ、僕を罰してほしい。心の内側に巣食う闇が、囁いていた。
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→わたくしたちの王子様とお姫様
長身スレンダー王子様美女後輩×合法口リ巨乳淫乱先輩/後輩は先輩限定で変態。
倫理観が行方不明。常識改変かもしれない。
全編R18のためサンプルは出せません。