◎春の宴@獅子王+三日月+大包平@会話文


獅子王+三日月+大包平

「春だなあ」
「そうだな。あー、花見の宴またやるってさ」
「主は前回倒れていたからな!!」
「酒に弱いくせに飲もうとするから」
「次は秋田をそばに置くといいぞ。あの子のそばならば主が隙をみて酒を飲むことがない」
「妙案だな!!」
「そうしよ。秋田は初鍛刀だし、主を説得できるだろ」
「ついでに短刀で固めておくといいぞ」
「子どもの見目に弱いからな!」
「いいなそれ。主が席順決めたくないってゴネてたけど説得するぜ」
「うむ。それがいい」
「……ん? 主は短刀が子どもなのは見目だけだと理解していないのか?」
「分かってはいると思うぜ」
「そうさな。だが、見目とは重大だぞ、大包平や」
「それは知っているが、」
「大丈夫だって。主は短刀を出陣にだって出してるだろ」
「うむ。決して人の子と区別できていないわけではないぞ」
「ならばいい!」



03/05 18:31
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