◎貴方にハーブティーを@生理ネタ


諏佐♀今♀/一人称と口調はそのまま。身長は-10ぐらいのイメージですが、特にその描写はありません
!生理ネタです!


「諏佐ぁ」
「はいはい、わかった」
「いたい。めちゃくちゃ痛いんやって」
「体質だろうな。食堂から温かいハーブティーでも貰ってくる」
「うう、はよ戻ってきてな」
「分かってる。今吉こそ、無理はするなよ」
「わぁかっとるわ!」
 めそめそとする弱りきった今吉に、これはこれで面白いんだがなあと思いつつも、諏佐はさっさと寮の食堂に向かった。

 寮母のおばちゃんに生理痛を和らげるハーブティーをマグカップで出してもらう。
 そのまま、なるべく早く戻ると、布団に潜り込む今吉がいた。
「何で雪見だいふくみたいになってるんだ」
「あっ諏佐ぁ!」
 来たと、起きた。面白いな。諏佐はうずうずとしてくる。このまま、珍しく面白い今吉と話していたいが、痛みでおかしくなっているだけなので、諏佐は痛みを和らげることに集中した。
「ハーブティーを貰ってきた。起き上がれるか」
「それぐらいできる。熱いん?」
「いや、そこまでじゃない」
「ん」
 ベッドに腰掛けて、両手を出した今吉に、そっとハーブティーの入ったマグを渡した。温かい。今吉がホッと息を吐く。やはり、面白い。

 だが、いつもの今吉の方が、もっと楽しそうで、気持ちが上向く気がした。
「腹を擦ってやろうか」
「ハーブティーがあるから大丈夫や」
「そうか」
 ま、早く楽になるといいな。諏佐がぽんぽんと今吉の頭を撫でると、今吉は甘えるように笑ったのだった。

08/26 15:12
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