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オマケの超短文帝青↓





「帝人先輩は、どうして帝人先輩なんでしょうね」

たたん、たたん、と電車が走る。窓から見える風景は山や田や森ばかりで、ひどく眩しい。窓際に座る僕と、通路側に座る青葉くん。その彼がぽつりと呟いた一言に、僕は景色から目を移した。

「…なにそれ、ロミオとジュリエット?」
「ちょっと違いますけど」
「じゃあ僕は何だったらよかったの」

尋ねると、青葉君はうっすらと微笑んで、

「酸素、です」

そう答えた。ふうん、とだけ言って僕は窓の外に視線を戻した。




(あなたに包まれてあなたを体内に取り込むことで生かされてあなたがいなくなったら終わる生だなんて、素敵だと思いませんか?)





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