「ねー若松」
「なんだよ?」
「好き、って言って」
「はぁ!?」
ソファーから身を乗り出して言えば、顔を真っ赤にした若松と目が合った

「好き、って言って」
もう一度同じ言葉を繰り返せば、顔を真っ赤にしたまま口をモゴモゴと動かした

「聞こえないよー」
「…ッ清水が好きだってんだよっ」
いつもみたいに大声じゃなくて小さい声で呟いた

…ねぇ、若松

「なんで普段ムダに声おっきいくせにこれは小さいわけ!?」
「は、恥ずかしいからに決まってんだろーがッ!!」
「なら普段からそんくらいの声にしなよっ」
「意味わかんねーよッ!!」



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