料理が上手いとこ
負けず嫌いなとこ
バスケが上手いとこ
頼まれたら断れないとこ
勉強ができるとこ
すぐ泣いちゃうとこ
可愛いとこ
ときどきスッゴいカッコいいとこ

「あとは…」
「さゆさん、なに書いてるんですか?」
「あっ良。これ書いてたの」
紙を持ち上げて良に見せると、不思議そうな表情をされた

「良に私からの愛が伝わってないみたいだから、良の好きなとこ書いて見せようかと思ったの」
「え?」
「桃井ちゃんに言ってたでしょ」

さっきたまたま聞こえた会話で、
「さゆさんに好きでいてもらえてるのか自信なくて…」
情けない声で呟いた良
桃井ちゃんは励ましてたけど、納得いってないみたいだったしね

「私の良への愛、伝わった?」
ちょっと首を傾げて言うと、顔を真っ赤にしながら頷いてくれた

「あっあともう1つある」
そう言って再びボールペンを手に取って紙に文字を書く

私を大好きな良が大好き



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