「お前さ、『キセキの世代』って知ってるか?」

初めて話をした日から、徐々に話をするようになり、気がついたら友だちになっていた
…いまだに緊張はするけど


「…知らない」
「そいつらがめちゃくちゃ強いらしくてよ!!あーっ早く試合してー…ッ」
火神くんはもどかしそうに呟くと、持っていたボールをくるくると指の上で回しだした

「火神くんって、本当にバスケ大好きだよね」
「昔からバスケばっかしてきたからな
清水は部活とか入ってねーのか?」
「残念ながら、なんにも」
入るタイミング逃したんだよね、と苦笑しながら言うと火神くんは何かを考えるように目線を上に逸らしたあと、

「なぁ、清水。お前、バスケ部のマネージャーやらねぇか?」

もう一度視線を私の顔に戻してそう言った

「…え?」


強さに飢えた野獣
(少しの間、火神くんを見つめたあとに、)(小さく頷いた)(そしたら、嬉しそうに笑うから)(胸がきゅうっって)(締めつけられた)



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