友だちの家に続く道の途中にあるストリートバスケのコート
最近、よく見かける赤い髪の男の子が気になります
名前はわからないけど、友だちの友だちである黒子テツヤくんのそのまた友だち、らしい
つまり、私とは全く関わりのない人
話しかけるなんてできるはずもないから、ただフェンスを挟んで見つめるだけ
きっかけなんて、漫画みたいに簡単には降ってこない
自分に言い聞かせてその場を立ち去ろうとした時、足に当たった¨なにか¨
視線を移して目に入ったのはバスケのボール
「わりぃっそれ、俺のボール!!」
慌ててコートから出てきたのは、いつも見つめていた赤い髪の男の子
…漫画みたいな出来事、起こりました
ボールを手に取って勇気を振り絞る
ハローハロー、初めまして
(彼は少し驚いた表情を浮かべたあと、)(「How do you do here」)(ボールを受け取りながら、そう答えてくれた)