ノートを借りた日から、廊下や屋上で黒子くんをよく見かけるようになった
「…なんでお前、黒子のことあっさり見つけられんだよ?」
「見つけれない大我のが私からしたら不思議だよ」
「俺だけじゃねーよ。カントクも先パイたちも見つけれねーのに」
「そんなわけ」
ないでしょ、そう続けようとした時、胸が高鳴った
え、なにコレ?
胸に手を当てて首を傾げていると、
「あ、火神くんに清水さん」
後ろから黒子くんの声が聞こえた
…そういえば、黒子くんを見る前って、必ず胸が高鳴ってた気がする
君の見つけ方
(黒子くんを見ると胸が苦しくなって)(笑顔を見ると泣きたくなる)(…もしかして、)(これが恋なのかもしれない)