「とーまくん! こんにちは! 今学校おわったの? 小学校なのに遅くない?」
「よぉ、あぁ、寄り道してたら遅くなってさ。千秋は今日いないんだけど」
「そうなんだあ、ふふ。うれしいなあ、とーまくんと二人っきり!」
「……なあ、お前さ、いつも俺のこと君付けするけどさ、……実際どうなんだよ」
「どういうこと」
「俺のこと男として見てるのか女として見てるのかってこと! 仲良くしてくれるのは嬉しいけど、男として見てるなら、なんか……複雑だ」

「あのね、わたし、とーまくんのこと最初男の子だと思って好きになっちゃったんだけど」
「でも今は、とーまくんとたくさんお話しして、色んなことして、とーまくんのこと、女の子ってことも全部ひっくるめて大好きなの」
「お、おう……」
「だから」

「ありがとな。そう言ってもらえると嬉しい」
「うん! ……とーまちゃん、大好き」
「! あ、あああの、えっと、おお、あ、ありがと、う……?」
 
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