「せーんぱい」
「わっ……真月くん、おはよう」
「おはようございます。今朝はよく起きられましたか?」
「う、うん。まぁ……お陰さまで」
「よかった! モーニングコールをかけた甲斐がありました!」
「昨日の朝も電話くれたけど、真月くんは朝大丈夫なの?」
「僕がよかれと思ってやってることですから。それに先輩って、僕が起こさないと、いつも時間ギリギリに来るじゃないですか。ずっと待ってるんですよ。こうやって毎朝、電話をかけないと、何しろ学年が違うから、ホームルーム前に会えないんですから、あっ、もしかして通学路が遠いとか。それなら、よかれと思ってこれから僕と毎朝登校しましょう! いつもは遊馬君と登校するんですけど、先輩の通る道なら途中で合流出来ますもんね! 決まり! そうと決まれば遊馬君にも伝えないと……」
「あ、あの」
「はい! どうかしましたか?」
「……ごめん、なんでもない(真月くんこわ…早起きして怒らせないようにしておこ…)」
 
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