「きゃっ」
「いてっ……はぁ……。 すみません、不注意で、お怪我はございませんか」
「あっ、すいません……大丈夫です、すいません……」
「いえいえそんな、何かお詫びを」
「本当に大丈夫ですので……」
「……! ……それ、デッキですよね? ぶしつけですけれども、よければ僕とデュエルしませんか」
「でゅえ……、あっ、これ……デッキはデッキなんですけど、デュエルの方じゃないんです……」
「な……」
「ファイトの方なんです」
「へぇ……」


「デュークでVにアタックします」
「ヒール引けばいいんです引けば……!」
「ダメージ5というザマで引いたところで何になるというんでしょうかねぇおやぁパニッシャーが来てしまいましたあ悔しいでしょうねえ全部デューク!」
「あっ……あぐぅぅ、ぐぬぬ……」
「セカンドチェック、おやあだんてがるですねえこれもデューク」
「ぐぬぬ……あざました……」
「もう一回やるか」
「いいです……かえります……おうちにかえります……」
「もう帰んのかよ、じゃあ帰る前に一回だけデュエルな」
「……! もう! いいです! どうせ私は何やってもへたくそなんです! ファイトだってWさんの方が後から始めたはずなのに今じゃ明らかに私の方が弱いし!」
「落ち着け」
「はぁ……」
「来週の日曜はお前が行きたいって言ってた喫茶店に行くからな」
「うぅ……はい……」
「(あ"ーかわいいなクソ……)」
 
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